2024 11,22 14:28 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2008 12,23 21:12 |
|
こんばんは、羽柴苺です。
今日は(といっても書いているのが29日ってどういうこと?(笑))記念杯争奪戦の第2レグが東京のポート・フォリオで行われました。 もしかしたら第2レグのホームということもあってHANは合宿に参加している代表組を呼び戻すか、ともいわれていましたけど、結局代表組は呼び戻さなかったようです。 そんなわけでゲームが始まったのですが、最初の方こそボールをなかなか持たせてもらえませんでしたが、時間が経つにつれてそれなりにゲームコントロールができてきている感触がありました。 まあシュートを撃ってもなかなかゴールには入らないのですが、まだまだ時間もあるし、前半は0点に終わってもとにかくシュートを撃っていこう、そんな調子でした。 守備陣もそれなりに機能していて〜まあDFは全く変わっていないのだから当然といえば当然なんですけどね〜まあなんとか前半は0-0でもいいかな、なんて思ってゲームを進めていました。 ところが予想だにしない事態が起きました。 一旦伊集院さんからのスルーパスを受けた清川さんがシュートを放ちました。そのボールは陽ノ下さんが右サイドにクリアしたのですが、そのクリアボールを拾った西本さんがクロスをあげて、清川さんが頭であわせました。 そのボールも吉野さんがパンチングでクリアしたのですが、ゴール右に転がったボールに綾音ちゃんと伊集院さんが殺到しました。 ポジション的には綾音ちゃんが先にボールを確保し、とりあえず一旦キープしてからクリアしようとしていたみたいです。 ところが伊集院さんが綾音ちゃんを押した、ように見えました。 その拍子に綾音ちゃんが誤ってボールを蹴ってしまいました。 そして転がったボールはそのままゴールに入ってしまった、と。 一瞬の間があって伊集院さんが嬉しそうに戻ってきます。 桂木さんも、そして近くで見ていた森下さんも猛然と主審に「あれはプッシングです」と抗議していました。 私もプッシングに見えたのでそれを言いに主審のところに行ったのですが… 「まあ、しょうがないよ。こういうこともあるさ」 妙に元気な声が響いてきました。 点を取られてしょげ返っている、はずの吉野さんでした。 「でも…」 「いいって、いいって。その分うちの攻撃陣が点を取ってくれるだろうからね」 吉野さんに言われた綾音ちゃんは一瞬どう反応していいか分からない様子でしたが、 「綾音、過ぎたことをグダグダ言ってもしょうがない。まずは残り時間、自分の仕事を精いっぱいやること。あとは攻撃陣がなんとかしてくれるから、さ」 綾音ちゃんも何となく、なんですけど、暗い雰囲気が取れたような感じがしました。 「苺、そんなわけでさ、前半のうちに点を取ってくれないかな?」 今度は私に向けてのお願いでした。 そう言われると、私も 「分かった!」 そう返事するしかありませんでした。 キックオフをする前にちょっと話。 藤崎さんも「前半のうちに同点に追い付けば、向こうは攻撃の核がないからその分プレッシャーがかかるね」そう言って賛同してくれました。 そしてゲーム再開、今度はこっちが積極的に攻撃を仕掛けました。 しかし結構橘さんの壁は厚く、なかなか点が取れません。 そうこうしていくうちに前半が終わりに近付き、ちょっと焦りも出てきた感じでした。 「焦んなくていいよ、みんな落ち着いて、自分のプレーをしよう!」 藤崎さんがそう言ってみんなを励まします。 そして前半ロスタイムに入った頃、最後の攻撃だろうな、と思いながら藤崎さんを見ます。藤崎さんはボールを持っていて、ゴール左に遥ちゃんが構えています。 そして藤崎さんからボールが遥ちゃんに回りました。 次の瞬間、藤堂さんと水島さんが遥ちゃんの方に注目し、その後方、ゴール右ががら空きなのに気がつきました。 左サイドは一文字さん。高さは私と同じくらい、足の速さは私ほどではない。 チャンスでした。 私はゴール右に飛び込みました。 遥ちゃんはその私の動きを見ていたのでしょう。一旦自分が受ける構えを見せて相手の意識をそっちに寄せつけておいて、すぐさまダイレクトにゴール右にループパスを飛ばしてきました。 そのパスはドンピシャのタイミングで私のところに来ました。橘さんも慌てて飛び込んできますが、私の方が先に取りそうでした。 そして私も慌てずに橘さんのすぐ右を狙って頭でボールを折り返しました。 そのボールは弧を描いてゴールに吸い込まれていきました。 やった! 同点に追い付いた! 私は嬉しそうにピッチを走り回りました。 ふと吉野さんの方を見ると、吉野さんも嬉しそうにサムアップしていました。 私も吉野さんにサムアップ。 吉野さんが嬉しそうに微笑んでいました。 そして前半は1-1で折り返しました。 ミーティングでは守備陣にはとにかく残り45分を0点に抑えることを厳命、攻撃陣にはできるだけ点を取って守備陣を楽にしてやってほしい、と言われました。 守備陣にとっては、残り45分を無失点に抑えれば、アウェーゴールを奪っている分引き分けでもWBLの記念杯獲得が決まります。そしてそういうときの守備陣は突出して強いということも私たちは知っていました。 あとは攻撃陣が点を取ってもっと楽にしてあげるといいかな、ということで。 後半は序盤こそシュートの撃ち合いがありましたが、そのうち中盤のせめぎ合いになっていき、なかなかシュートを撃てない時間が続きました。 そんな中、後半のちょうど中間に差し掛かったところで、藤崎さんからボールを左サイドで受けました。 最初はどう展開していこうかな、と思ったのですが、不意に遥ちゃんのポジションに気付くと、私は無意識にゴール前に向けてループパスを飛ばしました。 それに猛然と遥ちゃんが飛び込んでいきます。そして橘さんも飛び込んでいきます。私のパスはちょうどその中間、わずかに遥ちゃんの方が近いという位置に放り込んだので、あとは遥ちゃんがどうそのパスを捌くか、でした。 予想どおり遥ちゃんが落下点に入って、でもすぐ目の前に橘さんもいます。遥ちゃんはそれを見て、わずかに足でバウンドの角度を変えました。橘さんの手の下をすり抜けたボールは、誰もいない無人のゴールに向けて転がっていきました。 そしてゴールネットをボールが軽く揺らしました。 2-1、逆転に成功。 それは私たちにとって大きなアドバンテージになりました。 何しろ1点取られても勝てるのですから。 みんなも嬉しそうに私たちに駆け寄ってきました。 そしてその後も中盤のせめぎ合いは続きました。そして終盤には立て続けにゴールを脅かされることにもなりました。 でも吉野さんがしっかりとセーブして、タイムアップ。 とうとう2年ぶりに記念杯を手にしました! (といっても、私は去年の夏にこのチームに合流したので記念杯獲得は初めてな訳ですけどね) 試合終了後に佐野倉さんが記念杯を受け取りましたが、本当に嬉しそうな表情です。 …そして記念写真。代表組はいませんが、みんなの力を合わせて2年ぶりに記念杯のタイトルを戻しました。 そして試合終了後のミーティング。 ちなみにそのまま佐多舞のホテルに戻ってミーティングになりましたが、北見監督からは本当にねぎらいの言葉しか出ませんでした。 ある意味この記念杯を取るために辛い思いをしてきただけに、感激はひとしおなんでしょうね。 そしてみんなで乾杯、そして無礼講、と。 ちなみに次のカップ最強王者決定戦のオーダーも発表されましたが。 GK 八重 花桜梨 DF 虹野 沙希 山本 るりか 相沢 ちとせ MF 朝日奈 夕子 清川 望 野咲 すみれ 松浦 くるみ 藤崎 詩織 FW 穂高 遥 佐倉 楓子 「北見監督、勝つ気ないでしょう?」とみんなから突っ込まれていました。 最後になりましたが。 ご褒美は私と遥ちゃん、文句なし、ということでした。 でいつもなら今晩お楽しみ、ということになるのですが、いつもと違って2日後には次のゲームがあるし、やはりお楽しみは元旦の最強チーム決定戦が終わってから、ということになりました。 私もその方が都合が良かったです。ちょっと今日は危なかったので… PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |