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2009 01,01 22:22 |
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こんばんは、陽ノ下です。
今日はもう無礼講。代表のメンバーも合流が3日ということで、みんな(ノンアルコールの)シャンパンを飲んでいます。 私にとっては、こんなに嬉しいことはありません。 そういえば、もう2年前になるんですね。 目の前で私たちが手にするはずだったタイトルを落としてしまったのは。 それから2年、長い道のりだったな、と今でも思います。 2年前のあのゲームに参加したメンバーで、今日のピッチに立ったのは私と藤崎さん、そして涼子さん。たった3人だけしかいませんでした。 私と涼子さんは途中退場、そして藤崎さんは途中出場。 でも私たちは、2年前に掴み損ねたタイトルを、やっと取り戻すことができた、その感動でいっぱいです。 今のチームには、2年前の辛い思いをしたメンバーが少なくなりました。 ROOMMATESから移籍した選手、そして佐多舞女子から加入してくれたメンバー。 気が付くと2年前のチームとは違うWoody BELL'Zになっていました。 でも、そういった新たな血が今年いい意味でWoody BELL'Zに息吹を与えてくれたような気がします。 だから、今日のゲームに勝った瞬間、私たちは他人の目を憚らずに号泣しました。 2年前を知っているメンバーは、誰もが泣いていました。 涼子さんも、相沢さんも、そして朝日奈さんも。 ピッチの上では藤崎さんも号泣していました。 そして八重さん。 2年前は最後の最後で悲劇のヒロインになった彼女が、嬉し涙を流していました。 ゲームは北見監督の思惑どおり3-3-2-2のフォーメーションでいきました。主人さんが怪我でメンバーから外れるとはいえ、恐らく3-3-1-3で来るだろうな、という考えがあったからでした。 ところが目論見とは違って、向こうは3-2-2-3で来ました。 そういった違いがあったからでしょうか、前半はとにかく歯車が何となく狂ったままゲームが進んでいったように感じました。 こっちの思惑は全くつながらず、逆に向こうの思惑ばかりがつながっていく、そんな感じを受けました。 前半はとにかく攻められっぱなし。私も清川さんのプレイになかなか対応できず、何度もシュートを撃たれてしまいました。その度に吉野さんがナイスセーブをしたり、DF陣が必死でクリアしてくれたり、本当に申し訳ない気分でいっぱいでした。 だからハーフタイムのミーティングも、とにかく私と夏穂ちゃんがしっかりとサイドを抉ってチャンスを作らないとね、と夏穂ちゃんと話をしていました。 ところが。 均衡はあっけないほど簡単に崩れました。 自陣で清川さんから佐野倉さんがボールを奪いました。 普通ならそこで私にボールが回る場面です。 ところが佐野倉さんは前方を見て、サイドに誰も張っていないことに気が付くと、自分でどんどんドリブル突破を図っていきました。 私も呆気にとられながら、とにかく相手の左サイドの藤堂さんを牽制するような動きをとります。 走行しているうちにエンドライン近くまで上がった佐野倉さんが、そのままクロスを上げてきました。 そのボールに上杉さんが頭で強烈なシュートをかまして。 橘さんの手をを弾き飛ばしたボールがゴールに入っていきました。 あれ? ゴール、決まっちゃった? いや、私もびっくりしました。 右サイドのドリブル突破のゴール。 普通なら私の役目なんですけど。 佐野倉さん、意外にドリブルが速かった… 唖然とする私を見て、佐野倉さんは微笑みながら私の頭を撫でていきました。 サイド突破ってこうやるもんだよ、そう言わんばかりに。 私はその後、野咲さんと交代、ベンチに下がります。 タオルで体を拭いてから、私は北見監督に聞いてみました。 「俺もビックリしたよ、まさかああいうことが起こるとは」 北見監督はそう言ってから、 「でも恵壬はもともと足も速いし、司令塔をやっていたこともあるからプレーのメリハリはよく分かっていると思うんだ。だからあの場面も、自分がいった方がうまくいくかもしれない、そう判断していったのかもしれないね」 そう答えてくれました。 言われてみれば佐野倉さんはROOMMATESの主将でもあり、Woody BELL'Zでは当初中盤の選手だったんでしたね。 そしてゴールからちょっと離れた位置からのFK。蹴るのは佐野倉さん。 まあここは後藤さんか上杉さんに合わせて、そう思って佐野倉さんの蹴ったボールを見たのですが。 勢いの付いたボールがGKの橘さんの頭上を越えて、 入っちゃった! またしてもみんな騒然としています。 思わぬところでさらに差を広げたんですから、当然ですね。 みんなもびっくりした表情で佐野倉さんを祝福していました。 そのあとは みんな無理して攻めにいかず、むしろ丁寧に守っていく姿勢が見て取れました。 HANに決定的なチャンスが2度ほど訪れますが、それも何とかゴールに入れさせないように守備陣ががんばりました。 そして残り時間が少なくなり、ロスタイムに入り。 ホイッスルが鳴ってくれ! 私たちは真剣に祈り。 そして、ホイッスル。 その後のことはさっき書いた通りです。 とにかく今年最後のゲーム、いい形で締められたのは大きかったなと思います。 みんなが笑顔で1年を終えることができたのが嬉しいなと思います。 と、いうことで… 今日のご褒美は文句なく佐野倉さん。 羽柴さんは明日でもいい、ということだったので、やはり今日のヒロインに最後は頑張ってご褒美を受け取ってほしいなと思います。 そして明日のレポートも、楽しみにしていますよ♪ PR |
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