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2008 11,30 21:35 |
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こんばんは、井上涼子です。
先ほど飲み会(もちろん未成年者にビールは出ていませんよ!)が終わったところです。 みんなWinter杯のカップに触ったりキスしたり、とりあえずみんな嬉しそうで良かったな、と思います。 実際問題として一昨年の記念杯以来のカップですし、去年はそれどころじゃないような状況でしたからね。よくこの1年で立ち直ったものだ、とみんな思っています。 そうですよね。昨年の記念杯第2ステージはとにかく最悪で、リーグ記録にもなっている6連敗をしたり(記念杯4連敗+Winter杯準決勝&3位決定戦の敗戦)、中の人がキレちゃって、気がついたら2-2-6とか1-8-1とかといったメチャクチャなフォーメーションを押し付けちゃったり(笑) そういえば中の人がもう嫌だ、といって、このブログの更新も止まっちゃったんですよね(笑) それからよく1年で立ち直ったと思います。 あのときの悔しさを忘れずに一生懸命がんばった、それが今年の実りにつながったんだろうな、と思うんです。 そう言えば、今いるメンバーの大多数は昨年第2ステージの最下位の特に悔し涙を流したんですよね… それでは決勝のお話をしましょうね。
北見監督からはとにかく、 「自分のベストのゲームをしてこい。勝つことも大事だが、今日はそれ以上に自分達のできる精いっぱいのプレーをしてくればそれでいい。勝っても負けても、今夜は美味しい宴会にしよう」 それしか言われませんでした。普通なら優勝してハクがつけばいいと思うのに、不思議な監督です。 でも逆にそれが私たちの心に火をつけたのかもしれません。 おそらく来年はまた昨年と同じように北見監督が総監督に退くかもしれない、そんな噂が流れていたからです。 そうなったら、また自分達でゲームを創ることをしなければならない、今日の決勝戦はその第一歩なんだ、と。 スプリングサンズは5トップできました。最初はどうしたらいいかな、とちょっと悩んでもいましたけど、ありがたいことにかつての記憶が蘇ってきました。 そう、とにかく勝てなくて、勝つために必死にもがいて、その中で6トップというあり得ないフォーメーションを組んで戦ったことを。 あのときは負けたけど、そのときに感じた、「トップヘビーのチームは攻められると弱い」という教訓が生きる展開に持ち込もう、そう感じました。 だからとにかくまずは中盤でボールを取って、シュートを徹底的に撃っていこう、そう考えながらゲームを組み立てていきました。 ありがたいことにうちの持ち味であるサイドからの展開が生きていました。 そして開始5分、私はサイドを見て右サイドの光ちゃんが空いていたのでフライスルーで右サイドに展開しました。 光ちゃんはそのボールを受けると、すぐさまクロスをあげてきます。 そのクロスボールに飛びついたのは上杉さん。でもDFがいてそのままシュートにはいけなさそうです。 その時、左からスッとゴール正面に飛び込んできた緑のユニフォームの選手がいました。 上杉さんはその選手に気付くと、頭でゴール正面に折り返します。 その選手はそのボールがバウンドする直前、左足ボレーでゴール右に蹴り込みました。 シュートを決めたのは森井さんでした。 森井さんが嬉しそうにはにかむと、みんなも嬉しそうに森井さんのところに集まってきました。 そして上杉さんと森井さんがハイタッチ。 みんなの思いが結実したようなゴールでした。 その後はSSSに徹底して攻められますが、八重さんや守備陣のみんながなんとかゴールに入れさせないように頑張っていました。 そして後藤さんもシュートを放ったりもしましたが、それ以降はなかなかゴールにたどり着くことができません。 そして時間が経っていきました。 終了間際には私もミドルシュートを放ったのですが、残念ながらゴールには入りませんでした。 1-0で前半が終了し、ハーフタイムに入ります。 今日は守備陣が控え選手主体なので、特にマネージャー兼任の虹野さんが疲れた風な感じです。 でもみんな勝っているからなんでしょうか、結構笑みがこぼれていたような気がします。 そして北見監督からのお言葉もなし。 あと45分、自分のできることをしよう、それだけを誓ってピッチに戻っていきました。 しかし後半開始してまもなく、SSSがゴールを決めてきました。 左CKを新井さんが頭で押し込もうとしたのですが、花桜梨さんがなんとか止めました。でもそのこぼれ球がエンドライン沿いにコロコロ転がり、それに気がついた新井さんが角度のないシュートを放ってゴールに押し込んだのです。 DF陣は申し訳なさそうな表情になります。花桜梨さんも結構悔しそうにゴールに入ったボールを見つめます。 「しょうがないよ、今のは新井さんが上手かっただけ。切り替えて残り時間を全力で戦い抜くことだけを考えよう」 私から自然にそんな声が出ました。 「そうだな。まだ負けたわけじゃないし、みんな、とにかくもう1点もやらないつもりで頑張ろう!」 花桜梨さんも気持ちを入れ替えたようです。良かった。 そして気持ちを入れ替えて頑張った結果は、間もなくまたリードという形で現れました。 センターライン付近でボールをキープしていた星乃さんから育美ちゃんがボールを奪いました。 普通ならそのボールを誰かに預けるところです。 ところが… 周りを見渡すと相手の姿がどこにもありません。 そう悟った育美ちゃんはそのままドリブル突破を仕掛けました。 普通なら誰かが追いすがるはずなのですが、育美ちゃんの足が速いのと、すぐそばに選手がいなかったのであっという間にペナルティエリアに殺到していきました。 そしてシュート。 そのボールは再びゴールネットを揺らしました。 育美ちゃんのらしいゴールでした。そしてそれは、Woody BELL'Zがかつて犯した過ちをしっかりとみんなが自覚していたプレイでした。 それからはとにかく遮二無二点をやらないように相手のパスを寸断していきました。勢いあまってファウルもしてしまいました。 そしてファウルをして試合が止まったところで、私はピッチから出ることになりました。 キャプテンマークを苺ちゃんに渡しながら、 「あと、よろしくね」 そう声をかけたら、苺ちゃんもニッコリ笑って 「あと22分、とにかく頑張ってみんなが作ったリードを守りきるね」 そう言ってくれました。 そして育美ちゃんもお役御免となってピッチに下がるとき、会場から割れんばかりの拍手がおこりました。 北見からきて下さったサポーターの人たちも、本当に嬉しそうに育美ちゃんを送り出していました。 そして試合終了のホイッスルが鳴って。 一昨年の記念杯以来の優勝カップを貰うことになりました。 みんな嬉しそうに私がカップを受け取るのを見つめています。 そしてみんなで記念写真。 去年はとにかく失意の1年でした。 でも今年復活してまたカップが取れたのは、本当に嬉しかったです。 でも勝負はこれからです。 私たちの目標は12月20日から行われる記念杯争奪戦。 これに勝って記念杯を2年ぶりに手に出来たとき、初めて「優勝」の実感を噛み締めることができると思います。 これから先ちょっと長いインターバルがありますけど、しっかりと身体を休めて、まずは記念杯争奪戦を頑張りたいと思います。 PR |
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