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2006 04,10 23:04 |
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こんばんは、佐倉 楓子です。
実は私、凄くドキドキしました。 だって… まさか私が選手として出るとは思わなかったんだモン! 実は八重さんから、「監督から話があるから、病院に行ってくれない?」そう言われた時からドキドキは始まりました。 何だろう? もしかして私なんだかとんでもないことしたのかな? そう思いながら監督の病室に入りました。 「かえちゃん、よく来てくれたね」 監督は笑顔で迎えてくれました。 良かった、どうやら怒られることじゃないような、そうちょっとホッとしました。 監督といろんな話をしている間に、結構リラックスしていたみたいです。監督から言われた言葉を一瞬理解できませんでした。 「ところでかえちゃん、選手としてプレイしてみないかい?」 はい? 「いや、花桜梨から是非に入って欲しいと言われたから」 そ、そんな… 八重さんなら私の運動能力、分かってるはずなのに〜 「とりあえずDFということでどうかな?」 嫌です!! だって… 八重さんの目の前でドジやって点取られたら顔向け出来ないモン! 「そっか… じゃあ、CFで登録しとくから」 いや〜〜〜〜ん!! 「大丈夫だよ、CFはドジやっても簡単に花桜梨に迷惑かけないから」 いや〜〜〜〜ん!! 突然、左手で腰を抱えられて引き寄せられました。 その勢いで、私、監督の上にのっかる形で押し倒されました。 監督はちょっとしかめっ面をして〜良く考えたら右手は骨折してたんでした〜、でもそのあと真剣な目で私を見つめます。 何だかこのまま告白されそうな雰囲気になりました。 「頼む、俺や花桜梨を助けると思って、第1ステージの間だけでも助けてくれないか?」 そう言われると、私も断れませんでした。 そして試合当日。第1試合でいきなり先発で出させられました。 でも…相手には碧川さんや波多野さんといった背の高い選手がいるから、ボールは届きませんでした。 そして前半途中で交代させられました。 今日監督のところに行きました。やっぱり選手としては向いていないと思って。 監督は静かに私の話を聞いてから、ビデオを見始めました。 昨日の練習試合のビデオです。 ビデオを見終わったあと、監督は静かに、 「交代はしない。結構いい動きしてるじゃない」 そういって微笑みました。 「別にスターターとして考えていない。ほら、うちには奈津江がいるから。でも奈津江のあとで出る時に、やっぱりかえちゃんが必要になってくると思う」 そう言って監督は自分の考えを話してくれました。 病院を出たあと、監督の言葉を考えました。 別に点を取るだけがFWじゃない。むしろ相手の守備を混乱させるためにかえちゃんが必要なんだ、そう言われて、何だか私のプレイの方向性が見えたような気がしました。 とにかく、何とか頑張ってみます。うちには身近に鞠川さんという素晴らしいCFがいますから。 PR |
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