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2006 07,30 09:24 |
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こんばんは、八重 花桜梨です。
いつものように監督のパソコンから書き込んでいます。 さっきまで北見コーチと今日のボルトン戦について話をしていました。 今日のフォーメーションを提案した北見コーチにとっては、非常に納得できる結果だったようで、何度も私たちのことを褒めていました。 それと… 31日のアーセナル戦が終わったあと、みんなで集まってパーティーをしよう、ということになりました。 その席で、みんなにお酒を飲ませよう、とも考えているようです。 私、ビックリしました。まさか北見コーチがそんなルール違反をさせようなんて… そうコーチにいったら、コーチは笑って、 「花桜梨、ここは日本じゃなくてイギリス。ここでは16歳から飲酒OKなんだって」 …そういえば、みんな16歳以上でした。 それじゃ、ここでは合法的にお酒を飲めたわけですね。 「そう、みんなが合法的に飲める最後の日だしね。主人リーダーにお願いして、パーティーの準備をしてもらうから」 北見コーチはそういってウインクしました。 ついでに… 「ロンドンでは同じ宿にするけど、30日と31日では部屋を変えるつもり」 またも驚くべき発言です。 「どうして変えるんですか?」 私が怪訝な感じで聞くと、北見コーチは笑いながら、 「ほら、2週間我慢してた子がいたじゃない。折角のヨーロッパの夜なんだし、想い出に、ネ」 そう言われて、コーチの意図が分かりました。 その件は私も良く分かっていました。当の本人たちから話を聞きましたから。 でも… ちょっと寂しくなりました。 私はヨーロッパに行って、サッカーをしてきて、それで終わりなのかな、って。 「ならさ、俺たちも一緒の部屋で、いろいろと語り合わないかい?」 えっ、それって、2人だけで? 「のわけないじゃん! 涼ちゃんやヒナや恵美、かえちゃん、それにROOMMATESのみんなとかも誘って、みんなでいろんな話を楽しもう、って機会を作ろうかということ」 そうだよね、でも結構楽しそうですね。 こうしていろんな話が決まっていきました。 それではボルトン戦のお話です。
巷では中田英寿選手が出るのではないか、という話がありましたが、結局は出ませんでした。 そしてこのゲームでは北見コーチがフォーメーションを提案することになっていました。 そのフォーメーション… やはりコーチならやってくると思いました。 記念杯を制したWoody BELL'Zの3-5-2システムを、惜し気もなく披露しました。 GKは私。キャプテンだけでなく、PKキッカーまで任されました。 何から何までWoody BELL'Zスタイルです。 3バックのDFは中央にEWIの麻生さん、SBにRMSの森井さんとKFCの陽ノ下さん。 中盤はボランチにRMSの加藤さんとうちの恵美、 ダブル司令塔に涼ちゃんとヒナが立ちます。そして前めの左ウイングハーフにRMSの佐野倉さん。 2トップ右ウイングにEWIの後藤さん、CFにKFCの伊集院さんが入りました。 そういえば、所属チームとしてはWBL4、RMS3、KFCとEWiが各2と、特定のチームに偏っている気がしますが… ゲームはとにかく中盤での潰しあいから始まりました。 結構うちも中央突破頼みの相手のボールを奪うのは上手いのですが、みんなが下がってボールを奪っているので攻撃に時間がかかり、その間に陣形を整えられた相手に潰されてしまう、という状況です。 幸いなことに麻生さんのいたEWIも3バックのチームなので、私の伝えたいことがすぐに分かり、森井さんや陽ノ下さんに伝えてくれているので、守備については全く問題はありません。 中盤もWoody BELL'Z・ROOMMATES連合軍が巧みに相手のパスをカットします。 しかし攻撃は全くダメでした。特にウイングの佐野倉さんや後藤さんが上手く機能していないようでした。 シュートも涼ちゃんのFK2発だけ。でもGKに阻まれたけど、涼ちゃんキックが上手くなったな、って実感しました。 後半も同じような展開に終止していましたが、このゲーム最大のピンチが訪れました。 70分、ケヴィン・デイヴィスの突破を止めようとした恵美がエリアの外で倒してイエローを貰ってしまいました。ちょうどその直前に麻生さんが下がり、ボランチにいた恵美がCBに下がったばかりで、戦術的に混乱していた頃でした。 私は恵美に早速声をかけました。 「恵美、Woody BELL'Zではそんなことは気にしなくていいことだよ。気持ちを切り替えて、次頑張ろう!」 恵美が私を見て、はっきりと首を縦に振りました。大丈夫、あのWoody BELL'ZのDFなんだから。 そのFKは枠から外れたシュートになり、ホッと一安心しました。 そして終了間際。 恵美のクロスを一旦クリアされて、次に和泉さんがロングシュート、それも止められてしまいます。 その次の瞬間。 どこから突っ込んできたんだろうというくらい鋭い動きをしていた神条さんがボールを奪うと、DFをかわしざま左足で至近距離からシュートを決めました。 神条さんが嬉しそうな表情で戻ってきます。それをみんなが喜んで頭を叩いたりしています。 …敵に回すと怖いですね。実際第2ステージでは敵なわけですけど。 そして残り時間を守り切って勝ちました。 ピッチから戻ってきた時、みんなが神条さんを祝福していました。 それもそうでしょう。前戦の2得点に続き、今日も決勝点を挙げたのですから。 でも北見コーチだけは違っていました。 まっすぐ私のところに来ると、優しく私を抱きしめました。 「お疲れさま。Woody BELL'Zのキャプテンとして、ここでも責任を果たしてくれたね」 コーチはそういって、優しく私の頭を撫でてくれました。 私には、北見コーチの暖かい祝福があれば、もうそれだけでいい、と思いました。 もちろんその後もみんなから祝福を受けましたけどね。 アントニオ監督からは次のアーセナル戦は鞠川さんでいくと伝えられました。 私は壮行試合を含めた今回の欧州遠征で、いろんなことを学んだと思います。 それをつぎの第2ステージに生かせればと思います。 そしてラストのアーセナル戦、チームが勝てるように一生懸命応援をします。 PR |
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