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2006 12,06 07:25 |
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おはようございます、北見です。
まあ昨日はあんな状態でした。 予想はしていましたが、あそこまでやられるとは。 ゲームが終わったあと、ホテルに戻ってから私は藤崎さん呼んで話をしました。 藤崎さんは最初警戒をした表情をしていましたが、(まああとで話を聞いたら藤崎さんはバージンsだという話ですし、俺がバージンキラーだという事も聞いているから、なおのこと、だったんでしょう)俺が藤崎さんを呼び出した意図を説明すると、待ってましたとばかりに嬉しそうに私に話を始めました。 やはりアメリカで揉まれに揉まれただけあって、(別に変な意味ではなくて、ですよw)90分間のプレーの中でのいいところ、悪いところをきちんと整理して、そのほとんどをきちんと説明していました。 俺も気がつかないようなところで、結構ボロもあったみたいです。 そしてその解決策も話し合います。 少なくても今の状況からその先をたった数日で伸ばせない以上、今ある能力の中でフルに発揮せざるを得ない、その方法論なども考えました。 こうして話しているうちに、藤崎さんの目が生き生きとしてきました。 そして8日のフォーメーションの話。 俺が示したプランを見て、藤崎さんは、 「これなら何とかなるかもしれないですね」 そう言いました。 それから雑談タイムとなります。 やはり藤崎さんは結構ストレスを溜めていたようで、今日の話はオフレコにしておくから、と言うと本当にいろんな事を話してくれました。 でも聞いている方からすれば、あまりとげのない話し方になっていました。 さすがに昨日ガス抜きをした効果でしょうか。 藤崎さんも昨日に引き続いて、私に今持っている不満を話す事ができたので、やっとホッとした表情になれたみたいです。 別に悪い事を正すようにするのは構わないのですが、藤崎さんの場合はそれにとげがあるので他の選手が反発してしまいました。だから一回みんなに言う前に俺に話をして、まずは自分の中でどう整理をつけるかを考えてから話すようにさせる事にしたのです。 ひとりの少女に戻った藤崎さんが、私に聞いてきました。 「監督はああいう形でWoody BELL'Zをまとめて来たのですか?」 「ああいう形って?」 「あの… みんなで一緒にエッチな事をして、それで仲間意識を深めよう、という形です」 藤崎さんもちょっとモジモジしています。 まあすごい選手といっても、内見は花も恥じらう乙女です。ある面仕方ないですね。 「チームのまとめ方って、いろいろとあると思うんだ。このチームはとにかくゲーム前に1つにまとめる必要があったから、偶然くるみが見つけたあのビデオを使ったまでで」 「それじゃWoody BELL'Zは違うんですか?」 「Woody BELL'Zの場合は寄り合い所帯じゃないからね。もちろんエッチな話もするよ。但しセックスをしたくなるように煽るのでなく、本質の部分で押さえるべきところは押さえる、というスタンスで」 藤崎さんは真剣に頷いています。 「でも結局のところは、俺と花桜梨の関係をベースとして、チームのひとりひとりが関係を深めあう、その中で信頼関係を築き上げる、そうやってあれだけのチームを長い時間に作り上げていったんだ」 「そうなんですか」 藤崎さんが納得した表情になりました。 「普通のチームは長いスパンで強くする方策を考えられるけど、代表はとにかく今いる集団の中で効率的に強くする方法を模索しなければいけないからね。そういう意味では使えるものは何でも使うと思うよ」 「分かりました」 藤崎さんもやっと笑顔を見せました。 「でも、昨日のあれは結果的に失敗だったかもしれないね」 「どういう事ですか?」 俺の言葉に、藤崎さんが敏感に反応しました。 「恥ずかしいだろうけど、正直に答えて欲しいんだ」 「はい。 …でも私がバージンなのはもう御存知ですよね」 「うん。そうじゃなくて、藤崎さんはあのあと、どういう気持ちになったか、ってこと」 「あっ、そっちですね」 藤崎さんはそう言って納得すると、昨日の様子を思い浮かべて考えたあと、 「やはりなんだか満ち足りた気分になって、ここまでに抱えていたストレスもだいぶなくなった感じで、いい気分で今日に臨めたと思いました」 と答えた。 「それじゃまずかったんだ」 「えっ!?」 「動物を使った猟の基本は、とにかく動物を飢えさせておく事。逆にストレスがたっぷりあった方が良かったんだ。でもあのビデオを見せて、逆にみんなが満ち足りた気分になっちゃったら、ゲームではどうなるかな?」 「…動きがもたつく、と」 「そう、今日のゲームがまさにそうだった。みんなの動きが悪かったけど、それは間違いなくみんなが満ち足りた雰囲気で臨んだから」 「そういう解釈をすれば、今日のゲームで感じた私の不満も何となく分かりますね」 「ということで、とりあえず11日のゲーム終了までは下の話は止める事にする」 「そうですね。その方がみんなも頑張れますね」 藤崎さんは悪戯っぽく笑いながら、でも真面目にお辞儀をして部屋を出ていった。 チームを強くする方法論。 このチームを効果的に強くするには、本当にどうすればいいのだろうか。 永遠の課題、なんですよね。 まあ明日明後日の練習で少しは何かを掴んでおきたいですね。 PR |
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