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2008 06,29 19:41 |
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こんばんは、羽柴です。
実はいま祝勝会の真っ最中です。 久しぶりに私はピッチの外からゲームを眺めました。 ひゃっ!! つ、冷たいよ、奈っちゃん!! ご、ゴメンなさい、いま奈っちゃんがサイダーを思いっきりかけてきたんです。 今日は私と後藤さんがピッチから外れたわけですけど、ちゃんとユニフォームは来ています。
もちろん、優勝した時の表彰式の為です。 事実上6点差を引っくり返されない限り優勝は確実ではあるのですけど、やはり実際に決まらないと、ね。 またカードコントロールという面からいろいろ北見監督も苦心していたようです。 涼子さんは私たちと同様に疲れをいやすために、そしてちひろさんはカードコントロールの為にベンチ待機になりましたが(実は後藤さんも疲労回復だけでなくカードコントロールのために休ませた、という話もあります)、佐野倉さんや森下さんはカードがあったのですが、出来るだけ失点を抑えたいという意図のもと、あえて出場させることになりました。 私たちのもとにはテレビもおかれました。同時開催されるHAN対SCMのゲームも見ることが出来ます。 まずはこっちがピンチに立て続けに見舞われます。 あの吉野さんが全くキャッチできないほどの鋭いシュートを、立て続けに何とかパンチングでクリアします。 そうしているうちにテレビの向こうで異変。 早速HANの伊集院さんがゴールを決めたようです。 あと5点。 御田さんと言えば代表にも選ばれたほどの実力の持ち主、の筈なのですが、まったくなす術がないという有様で立ち尽くしていました。 「早いな」 後藤さんもテレビを見て難しい顔になっています。 こちらではSSSの、向こうではHANの優勢のままゲームが展開されます。 ただこちらの方では序盤の勢いを何とか止めたうちが、中盤戦に持ち込むことは出来たみたいです。 こちらもシュートはなかなか撃てなくなりましたが、SSSもシュートが撃てずにイライラする展開になって来ました。 うちはそれでも構わないので、非常にありがたい展開になって来ました。 でもテレビの向こうでは諦めの悪いHANが主人さんのシュートでさらに得点を追加しました。 あと4点。 着実にデッドラインが近づいてきて、心臓によくありません。 前半戦が終わろうという時に、野咲さんが足を引きずる様子が見て取れました。 早速松浦さんに交代です。 後半の為に取っておいた切り札をいきなり使わざるを得なくなって、北見監督も複雑な気持ちなのかもしれませんね。 後藤さんとハーフタイムの間、向こうがあと2〜3点取ると大変な状況になるね、という話になって来ました。 何しろ前節ではハーフで4点を取っているのですから、侮れません。 とりあえずうちとしては点を取れないまでも、出来るだけ失点を減らしたいという考えでいますから。そういう意味で野咲さんの交代はちょっと痛いわけです。 後半はこっちはやはりどちらともいえない流れ、向こうは圧倒的にHANの流れになっていきました。 ただ何とか御田さんが踏んばってくれて点差が開かなくなって来たのはいい流れになっているように感じました。 ただやはり佐野倉さんが連戦の疲れで身体が重くなっているように思えます。 多分このあと交代になると思うのですが、そこが一番心配でした。 予想通り北見監督は佐野倉さんに代えて相沢さんを投入します。しかし結果的にこの投入が裏目になってしまいました。 残り6分、向こうの17番のループパスがゴール前に飛び込んだ時、飛び込んで来た8番をマークすべき相沢さんは別の人のマークについてしまっていました。 慌てて戻ってきますが、間に合わずに頭でグラウンドに叩き付けるようなヘディングシュートを決められてしまいました。 これであと3点。 ただ残り時間もそれほどないですし、向こうはとりあえず2-0のようですから、何とか逃げ切ることが出来ると思って後藤さんとグラウンドに降りて行きます。 そしてピッチ脇に着いた私たちの耳に飛び込んで来たのは、HANがさらにゴールを挙げて3-0にしたというラジオの情報でした。 あと2点! 時間がないとはいえ、かなり焦りました。 そしてホイッスルが鳴ります。 勝利を喜ぶSSSの姿と、負けたけど電光掲示板に注目するWBLの選手たち。 電光掲示板から、HANとSCMの結果が消されていました。 あと2点。まさか追いつかれることはないはず。 でも… 私たちはベンチ脇に出てきて、電光掲示板を見上げます。 次の瞬間! We are the Champion! 緑字に黄色の字でそう表示されました。 そして下にHAN対SCMの結果も表示されます。 HAN 3 - 0 SCM 残り2点で流れは止まりました。 そして私達がはっきりとステージ優勝を確認した瞬間でした。 スタジアム中が歓声に包まれます。 そして負けたとは思えないほどに大きなボリュームの応援歌が私たちを包み込みます。 私たちも大騒ぎの中、とにかく北見監督をピッチの中に引きずり込みます。 そして、胴上げ! やはりこれほどまでに嬉しいことはありません。 北見監督を胴上げし、涼子さんを胴上げし、次は… というところで。 電光掲示板に後藤さんの顔写真と、 She is the Greatest Goal Hunter!! 得点女王は、結局後藤さんになりました。 「次は育美を胴上げだ!」 誰かがそう叫ぶと、早速後藤さんが宙に舞いました。 そして次は… えっ!? 電光掲示板に今度は私の顔写真と、 She is the Greatest Assistant!! はい? といぶかしげな私に、涼子さんが 「今度はアシスト女王の胴上げだよ!」 と叫んで私を抱き上げようとします。 あっという間に私は抱え上げられて… 宙に3度舞いました。 こんなに気分のいいものだとは思いませんでした。 そのあとに花桜梨さんや吉野さん、佐野倉さん、藤崎さん、千葉さんとどんどん胴上げされて行きました。 そして表彰が行われます。 TMFAのテスタロッサ代表から涼子さんがトロフィーを受け取ります。 それを高々と掲げると、スタジアム中が歓声に包まれました。 そしてそのトロフィーを中心に記念撮影です。 結構みんな嬉しそうな表情で、トロフィーを抱いた涼子さんのまわりに集まります。 私ももちろんその中の一人です。 こんな感動の場面、何度も味わいたいな、と思いながら、何度もカメラのフラッシュを浴びました。 というわけでいま祝勝会のまっただ中な訳です。 さて私もそろそろ、サイダー掛けに参加しますね♪ みんなずぶぬれになっていますけど、結構気をきかせて私の分が何本か残っているみたいですので♪ それではいきま〜す♪ PR |
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