Woody　BELL'Z　Diary


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2006 08,21 07：20	あたしの「初体験」 CATEGORY[鞠川　奈津江]
おはよう、鞠川です。　朝、目覚めるのが早かったので、ちょっとカキコしています。　そういえばちとせが「初体験」について書いてるから、あたしも斯くね。　あたし、バスケでは結構頑張っていたんだ。　シオに誘われて今はサッカーをしてるけど、ポイントゲッターとして活躍してたんだ。　まあ昔から勝馬とは腐れ縁でさ。　勝馬とはホントに一緒に遊んだりして… 　みんな「勝馬とは恋人同士じゃないの？」なんて言ってたけど、あたしはその時にはそんな意識は全くなかった。　手のかかる弟、という感じで（笑）　まあ勝馬の両親、火事で亡くなってるから、あたしが面倒見ないとダメ、というのもあったんだけどさ。　毎日朝勝馬を起こしに来ているから、勝馬にとってもあたしにとっても、それが当たり前の事で、恋人同士になろうと意識していたわけじゃなかったんだ。　ところが… 　２年の秋からかな、勝馬がバスケで輝き出すと、女の子たちが勝馬に注目するようになったんだ。　そう、あのシオでさえ。　あたし、その時に何となくモヤモヤしたものを感じはじめたんだ。　もしかしたら、あたし勝馬の事、本当は好きなんじゃないかって… 　２年の冬のバレンタインデーに勝馬には本命チョコをあげたんだ。　もちろん本当の気持ちは隠して、みんなにも義理チョコをばらまいて。　…そして１ヶ月後のホワイトデーの時に、勝馬からお返しを返してくれる、そう期待して。　…でも勝馬からお返しはこなかった。　しびれを切らしたあたしは、夜、勝馬の家に怒鳴り込んでいった。「勝馬！　あんた、お返しはしないつもりなの？」　勝馬はその時、こう言ったんだ。「俺、自分が女の子の事を『好き』ッてことを意識はしていなかった。でも今なら言える。奈津江の事が好きだ」　勝馬にしてみれば、どうやらその言葉をあたしに伝えに行くのに、凄く勇気が必要だった、今の関係を壊したくないから、なかなか踏ん切りがつけられなかった。　そこにあたしが怒鳴り込んできたから、もはや逃げようがなくて、あたしに自分の想いを告白したんだそうだ。　いずれにしても… 　その時にあたしの意識から、何かが弾け飛んだ気がした。　気がつくと、あたしは勝馬の唇を求めていた。　唇を求めあった後、あたしの方から勝馬の身体を愛しはじめた。　…勝馬って、猛々しいな… 　だからって怖くはなかった。勝馬の全てを念入りに愛してあげた。　勝馬も、あたしの身体を丹念に愛してくれた。　恥ずかしかったけど、でも勝馬に愛してもらった。　そして… 　彼があたしの中に入ってきた。　その時の事は鮮明に覚えている。　ここで詳しく書けないのは残念だけど、よにかく勝馬はあたしを求めてきた。　あたしも痛かったけど、我慢して勝馬の求めに応じた。　そして、勝馬の「プレゼント」をあたしは身体の奥底で受け取った… 　翌朝起きてみたら、あたしの「初めて」の証がベッドに沁みていた。　これであたし、勝馬の恋人になれたんだな、って、初めてそう思えるようになった。　それが、実は桜花杯の数日前のお話。　で、桜花杯の１回戦のホーム戦の時には、しばらく我慢しようと思ったんだけど、ホームで勝って、嬉しくて勝馬としちゃったら、それがすごく気持ちがよくて。　気がついたら朝が明けるまで勝馬とセックスしていたんだ。　こうなると盛りのついた猿だよねw 　まだゲームは終わっていないのに、貪るように勝馬を求めて何回もセックスしてたんだ。　で結局アウェー戦でとうとうごまかしが利かなくなっちゃって、小波蹴球団にボロ負け。　だから実は、あの惨敗はあたしの責任だったりするんだ。　もう時効だと思うけど、本当にゴメン。　恥ずかしかったけど、あたしの「初体験」はこれで終わり！ PR
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