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2007 06,09 22:32 |
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お久しぶりです、優飛です。
……………………………… 私、どうしたらいいんだろう… 今日はバドミントンのインターハイ予選がありました。 一応籍は置かせていただいているのですが、東城第二高校の選手として出場しました。 私はシングルスしか出ないのですが、周囲からはインターハイには確実にいける、そう言われています。 私もインターハイに出なくちゃ、そう思いながら頑張ってきました。 それには理由があります。 私が再びバドをするきっかけとなった男の子が、ダブルスでインターハイに出場することが決まったのです。 お姉ちゃんはダメだと言うのですが、実はその男の子と付き合っています。 まあ… キスとかは、その… まだなんですけどね… でも一緒にインターハイに出られたらいいな、そんなことを考えて頑張ってきました。 そして今日はシングルスの予選でした。 私も順調に勝ちあがって… 途中、実は同じ学校の岡本さんと対戦することになって、その時にはちょっと危なかったのですが… ベスト4まではいきました。 少なくてもあと1つ勝つとインターハイに手が届きます。 次のゲームに勝てば、翔太くん〜私が付き合っている男の子の名前です〜と一緒にインターハイに出れる、そう思うと何だか嬉しくなってきました。 その翔太くんは、ベスト4をかけて私の知り合いの神尾竜一さんとゲームをしていました。 竜一さんは私と同じようにナショナルチームに選出されるくらい、非常に力のある人です。私にべったりとくっついてくることを除けば、凄くいい選手だと思います。 その竜一さんを相手に、翔太くんはどっちがナショナルチームの選手なのか分からないくらいにいい戦いをしていました。 竜一さんだって手を抜いていません。第2ゲームは美都さんとやっている時以上に本気になってゲームをしていたように感じました。 それでも翔太くんはそんな竜一さんを相手にしていませんでした。 1ゲームをとって、第2ゲームも20-3。あと1ポイント取ればゲームを制した、筈でした。 ところが… あと1ポイントでベスト4にコマを進めることが出来たはずの翔太くんが、突然何の前触れもなく転倒したかと思うと、いきなり右足を押さえてうずくまってしまいました。 まさか!! そう思って近づくと、翔太くんの様子がただ事でないことがはっきりと分かりました。 北監督が翔太くんのすねを触ったかと思うと、首を振って、 「ダメだ、リタイアだ」 そう呟きました。 翔太くんの表情も真っ青になっています。 「アキレス腱が切れている。とにかく救急車で病院に行かないと」 そこからは悪夢を見ているようでした。 翔太くんは亜南くんたちに担がれるようにコートから出されました。 北監督が携帯で救急車を呼び、吉川キャプテンに指示をしています。 救急車が来て、翔太くんが乗せられます。 私は、とにかく翔太くんの傍にいたかった。 もうゲームなんてどうでも良かった。 翔太くんがいないのなら、勝ってもしょうがなかった。 ダメだ! 戻るんだ! 君は勝たなきゃいけない! 翔太くんが私を叱りました。 私が今まで見た翔太くんの中で、一番厳しい表情をしていました。 そして… 「頑張って、応援してるから」 いつもの笑顔の翔太くんに戻っていました。 もう私にとっては意味のないゲーム。 翔太くんが乗った救急車が病院に向かったあとも、私は心がからっぽになったかのようでした。 「あんたは、翔太の気持ちを無駄にするつもり?」 女子部のコーチである私のお姉ちゃんが、そう言いました。 ビックリしました。 お姉ちゃん、翔太くんと付き合うことを快く思っていなかったはずだから。 でもお姉ちゃんの話を利いて、私は神妙な気持ちになりました。 今そこにはいないけど、翔太くんが見ている。 翔太くんの見ている前で、不様なゲームは出来ない。 もう心はボロボロでした。 でもそれでもゲームをしなければいけない。そして勝たなければいけない。 恐らく翔太くんがいなかったら、私の心はここで切れていたと思います。 そして何とか、最後まで戦い抜きました。 優勝して病院の翔太くんに会った時、私は翔太くんの本音を聞いて思わず涙が出てしまいました。 翔太くんだって、インターハイには行きたかったんです。 そしてそれは決して叶わない夢ではありませんでした。 でも怪我でインターハイに出られなくなった自分を責めているのを見て… そしてその時思いました。 今までは私は翔太くんに支えられて頑張ってこれたんだ、と。 だからこそ、今辛い思いをしている翔太くんを、私が今度は支えてあげなくちゃ、って。 そして、翔太くんとキスをしました。 ただ好きだからするキスではなく、お互いに自分達の運命を受け入れて、支えあって立ち向かおうという、そんな決意を込めた重いキス。 私も、自分の運命も翔太君の運命も受け入れて、一緒に頑張っていこう、そう思いました。 でも… 何かあった時に相談できる人が身近にいればな、とは思います。 それで北見監督や八重さんにお話をしようと思って… 明日のゲームのために移動していることに気がつきました。 ですので、とりあえず報告だけしたいと思います。 PR |
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