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2006 04,09 13:43 |
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こんにちは、麻生 華澄です。
この前からの騒動では、本当に皆さんに御迷惑をおかけしました。 あのあとの話をかいつまんで話をします。 まず5日。私と花桜梨さんはこのあとのチーム構成を話し合いました。 その結果、とりあえず形はできました。でも監督がこの案にどう答えるか、凄く心配でした。 そうしているうちに、あの3人から監督に謝りたいと話をしてきました。 私たちはとりあえず6日に病院に行く旨話しました。その時に監督に謝らせようと思いました。 6日。 私と花桜梨さんと例の3人が、監督の入院している病院に行きました。 まず3人は廊下に残して、私と花桜梨さんだけで監督の部屋に入りました。 監督は私や花桜梨さんを見て、嬉しそうに迎えてくれました。 まあ問題があるのは手だけですので、無理さえしなければとりあえず歩いても大丈夫だそうです。 ただ身の回りのことは結構不自由なんだ、って笑っていました。特に食べるのと… その… 出すのと… がきついんだと言っていました。 私と花桜梨さんはとりあえず今後の話をしました。監督は笑いながら、そのことについて承認してくれました。 「さすがに分かってくれているね。でも発表はもう少し待って欲しい。明日か明後日でいいんだけど、本人と話をしたい。その上で問題がなければその時に発表するよう話をするから」 監督は結構人を見ています。やはり監督自身の目で見て、大丈夫だと思わなければ気が済まないんでしょうね。 「それで… 話はこれだけじゃないんでしょ?」 いつの間にか監督の表情が真顔になりました。 花桜梨さんが頷くと、一旦病室から出て、廊下に待機していた3人を連れて入ってきました。 3人はそれぞれ自分の非を認め、監督に謝りました。 いずれもがチームに戻してくれるようお願いしていました。 でも… 多分その話は聞き入れられないと思いました。 だって私たちの話には、この3人を外して新たに選手を入れる構想も入っていましたから。それを監督は承認したわけですから。 「わかった。俺も今回の話はそれで終わりにしようと思う」 監督はそう言って3人を許しました。3人の表情にやっと笑みが戻りました。 でも私たちはその時怒りを感じました。それで終わりにされたら、みんなが許せないと思いました。 「でもあの発言で、チームの和にヒビを入れた責任は取って欲しい。今多分誰も、そこにいる花桜梨や華澄でさえ、お前たちのことは信用できない、そう思っていると思うよ。謝ったからと言って、それですべてが解決するわけではない。むしろそれからが本当に大切だと思うよ」 監督は静かに3人に話をします。 3人の表情から笑みが消えて行きます。 「花桜梨や華澄は今回の件でいろいろと考えてくれている。チームのためにどうすればいいか、凄く悩みながらこのあとのことを考えてくれている。この1ヶ月は俺もチームを見ることが出来ない。その時に安心してチームを預けて、できるだけ早く身体を良くして欲しい、そんな想いが伝わってきた。そんな想いを君たちも分かって欲しい」 監督の言葉以外、何も聞こえてきませんでした。 誰もが監督の言葉を必死の思いで聞き取ろうとしていました。 「だから、君たちにはこう言いたい。とにかく第1ステージは自分を磨いて欲しい。技だけでなく心も。そして誰からも信頼される選手になったと認められた時、第2ステージでは君たちをチームに復帰させたいと思う」 …事実上の謹慎処分です。 「わかりました」 和泉さんが答えました。 「第1ステージでとにかく自分を磨いてきます。そして成長した私たちを見て下さい。それが私たちの『決意』です」 「楽しみにしているよ」 監督はやっと3人に対して笑みを見せました。 3人が病室から出たあと、監督は私たちを呼び止めて話をしました。 「明日明後日のどちらかで、2人がリストアップした選手を呼んでくれないか?」 監督は第1ステージを本気で取ろうと考えている、そんな目をしていました。 PR |
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