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2008 11,11 20:13 |
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こんばんは、井上 涼子です。
今日は午前中に北見に戻ってきてから、午後はストレッチを中心とした練習をこなしました。 そして練習が終わった後のミーティングで、北見監督が緊急ミーティングを召集すると言いました。 みんなが集まってきて席に着きます。
そして最後に北見監督が席に着いてミーティングが始まります。 「みんな、ここまでお疲れさま。いろいろとありながらも、みんな良くがんばって俺についてきたと思う」 北見監督がそういうとみんなに向かって礼をしました。 みんなは北見監督の礼に少しざわつきました。 まさか監督が頭を下げるなんてことはあり得ない、と思っていましたから。 「とりあえず、現時点での状況を話しておこうか」 「はい」 みんなが口を揃えて返事をしました。 「まず、うちとHANの間は、勝つか引き分け、そして負け。主にこの2つに分かれる」 北見監督はそう言って資料を私たちに手渡しました。 「勝てば文句なし、引き分けでも少なくてもHANよりは上に立つ。そして負けたらHANに上に立たれる。だからうちとHANの間には、勝つか引き分け、そして負けの2つの状態しか考えないでいいことになる」 「はい」 「そして次はマグパイのイレブン・ウィナーズの動向。こちらはもっとシビアで、勝つか、引き分け以下の2つしかない。引き分けの場合はWBLにもHANにも得失点差で負けるから、こちらは勝たなければいけないということになる。ただこちらはSSSにとりあえず負けないでくれ、と念を送ることしかできないわけだけどね」 「ハハハ…」 「そして次はWBLとEWIの関係だが」 「はい」 「向こうが引き分け以下なら問題はない。うちが引き分け以上なら優勝だ。逆にうちが引き分け以下で向こうが勝った場合は向こうの優勝になる」 「はい」 「問題は両方とも勝った場合だ」 「両方とも勝った場合?」 「今度は得失点差になるからな。それを考えていかなければいけない。ただ向こうが4点取るということがあり得るか、と言うことを考えれば、こちらが優位な位置にいるのは間違いない。うちは1-0でも文句なしなのだから」 「そうですね」 藤崎さんが答えました。 「だから次のHAN戦の目標はただ一つ。勝てたら勝て、そして負けるな」 「勝てたら勝て、ですか?」 「そうだ。もちろん勝って優勝ができればそれでいい。でもうちは同時に第1ステージの優勝チームとして、既に記念杯争奪戦の出場権を得ているんだ。それを考えたら、次の記念杯争奪戦に向けて無理はできない、ということも言える。どういうことか分かるか?」 みんなは首を傾げています。 「清川、上杉、森井、佐野倉、松浦、陽ノ下、羽柴。この7人の共通点は何だ、苺?」 「わ、私もですか?」 「そうだ、一番答えやすいから当てたんだが、何か分かるか?」 「守備陣が多いし、でも私も… もしかして、イエローですか?」 「その通り。今の7人はイエローをもらっている選手の一覧だ。でその中でどうしても記念杯争奪戦に出てもらいたいけど出場停止で出られない、ということになったら目も当てられないから、それらの選手の中の何人かはゲームに出さない処置を取らざるを得ない」 「そうなんですか?」 「だからまず先にベンチ外の選手を発表するが、苺と夏穂は次戦ではベンチから外れてもらうことにする。先のことを見据えた上での判断と納得してほしい」 「分かりました…」 「苺、しょげるなって。その分記念杯争奪戦では頑張ってもらうことになるから、その骨休みだと思いな」 「はい…」 「それでは次にスターターを発表する。呼ばれたら返事をしてほしい」 「はい」 「まずGK。文句なしにゆかりにやってもらう」 「はい!」 「次に3バック、右から望、百合、茜。望はイエローがあるけど、頑張ってもらうからな」 「「「はい!」」」 「次はボランチ。HAN戦ということでダブル司令塔を採用するから、大変だけどちひろ、頑張ってほしい」 「分かりました」 「サイドバックは、今回本職をできるだけ休ませたいからボランチの奈津子に右、綾音に左をやってもらう。ボランチの仕事をそれぞれのサイドでやってもらうという風に考えてもらえればそれで十分仕事になるから、頼むな」 「「はい!」」 「そしてトップ下は涼子とシオ、ダブル司令塔として2人でやってもらいたい」 「「はい!」」 「最後にFWだが、育美と上杉、これもダブルトップとして協力してゴールを挙げてほしい」 「「はい!」」 「まあさっきも言ったが、これは勝てれば勝ってほしい、そして最低限負けないで欲しいというメッセージだ。それを制約のある中でできるだけ満たせるように組んだフォーメーションだ。守備はHAN攻撃陣に点を取らせないでほしい。そして攻撃陣は相手の隙をついて点を取ってほしい。ただ点を取れというとプレッシャーになるから、できれば、でいいからな」 「はい、でも点を取れるように頑張ります」 私ははっきりと答えました。 「よし、それでは明日からまたその目的を叶えるための練習に取りかかるからな、覚悟しておけよ!」 「「「はい!」」」 今回は早くスターターが決まりましたから、集中してゲームに臨めそうです。 北見監督は負けなければいい、といっていたけど、攻撃陣としては点を取って勝ちたいです。 もちろん頑張ります! PR |
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