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2007 10,15 21:29 |
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こんばんは、井上 涼子です。
今日は2連戦の第2戦の行われる広島に向けて移動することになっています。 ちょうどいいことに、新幹線で一直線で行けるので、新幹線移動となりました。 ちなみに「のぞみ17号」で広島に移動したのですが、快適な車内も何となくお通夜状態、でした。 まああんな負け方をしたんじゃ、盛り上がりようもないですけどね。 ところで… 今日は広島到着後、3時から2時間ほど身体を解してから自由ということになっています。 そうなると、やはり… 私は新幹線の中で、時間を見計らってある人にメールを入れました。 17時の練習終了を待ちわびたかのように、大きい声で、 「花桜梨さ〜ん!! 涼ちゃ〜ん!! 恵壬さ〜ん!!」 と叫んできた女の子がいました。 みんな、誰なの? という表情で彼女と傍にいる友達らしき子を見つめます。 …もちろん、花桜梨さんも恵壬も私も、その正体が誰かはもう知っています。 練習場をあとにすると、早速彼女が私たちのところに近寄ってきました。 「涼ちゃん! 花桜梨さん! 恵壬さん! 御無沙汰してました!」 明るい表情で私たちに語りかけてきます。 「智美、久しぶりだね」 「浩子ちゃんも来てたんだ、久しぶりだね〜」 花桜梨さんも私も、本当に懐かしそうに声をかけます。 広島フェリシア女学院、全国優勝チームのエース小泉智美ちゃんと、その相棒の池田浩子ちゃんです。 バスケットボール界ではこのコンビを知らない人はモグリだ、と言わせるまでの、日本を代表するポイントゲッターなのです。 「そうなんだ…」 「まあ、恵壬さんのミスはともかく、まだまだ序盤なんだし、そうしょげることはないんじゃないの?」 浩子ちゃんと智美ちゃんはそう言って昨日のゲームの話をあっさりと切り上げてしまいました。 ここは広島市内のお好み焼き屋。智美ちゃんたちの行きつけのお好み焼き屋でお好み焼きを食べています。 「そう言えばさ、花桜梨さんとは1年ぶりなんですよね」 「うん、であの時の彼氏とはどうなっちゃったわけ〜♪」 聞かれた花桜梨さん、顔が真っ赤になっています。 「あのあと、ちゃんと付き合うようになったの?」 智美ちゃんに聞かれて、花桜梨さん、思わず首を縦に振っています。 「良かったじゃない! これからもお幸せにね♪」 そう言って喜んでいる彼女たちに、さすがに言えませんでした。 私も恵壬ちゃんも、その花桜梨さんの恋人にバージンをあげたんだよ、とは… 「そういえばさ、今ここに帝国歌劇団が来ているの、知ってる?」 「帝国歌劇団が? だって銀座でショーをやっているんじゃないの?」 「それがね、最近は地方巡業もするようになってね、次の日曜日までこの広島でショーをしているんだって」 「そうなんだ、それじゃ…」 「カンナもこっちにいるって」 みんなの目が輝いています。 「それじゃカンナに電話してみよっか」 智美ちゃんがそう言うと、電話をかけ始めました。 しばらく何ごとか話しているうちに、親指と人さし指で丸を作って私たちに示しました。 どうやら「同窓会」をやることが決まったようです。 智美ちゃんが早速明日の会場を押さえて、時間的には辛いけど22時から始めることになりました。 お金は、北見CEOに出させようということになりました。 なにしろ「CEOはオサイフ」ですから。 そういうことで、明日の「同窓会」が楽しみです。 PR |
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