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2006 06,17 16:29 |
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こんにちは、井上 涼子です。
今日はルーテシア・パークで春日スプリングサンズとのゲームがありました。 1対0で勝ちましたが、戻ってくるみんなの顔には喜びはありません。 八重さんの表情には怒りさえ浮かんでいます。 そして… それを迎える監督の顔も。 最低のゲームでした。 今日のゲームはどこかおかしかったように思いました。
ボールを取っても奪われる。そのくせ相手ボールはスパスパ回って取れない。 時間が経つにつれて守備的なボール回しが多くなって、ボールを舞えに飛ばすだけのカウンターが目立ってきて… いつもは励みになる応援も今日はブーイングが際立って聞こえてきました。 攻めても点の取れない私たちへの怒りを込めて。 結局朝日奈さんからのクロスを先生が決めて勝ち、同時に行われたFCはばたきが小波蹴球団に引き分けたので、少しは楽になりましたけど… これのどこが首位に立つチームのプレイなのか、不思議でなりません。 多分花桜梨さんも分かっているけど、口には出せないと思います。 花桜梨さん、優しいから、こういうことを言いにくいと思うんです。 今日のゲーム、ダメにしたのは他ならぬ私なんです。 ゲームから下げられた時、監督からこう言われました。 「涼子、今日で3度目だな」 その言葉の意味、今はイヤというほど身に染みています。 最初、大切にされていると思っていました。 しかし今はそうは思っていません。 実力がないから、落とされたのです。 そして監督は、それを許してくれるほど甘い人ではありません。 実際、前節からCFの鞠川さんをCBに下げました。 これは今までやり慣れたところの方が落ち着くから、との監督の説明でしたけど、分かりやすくいえば、監督はみんなの前でこう言ったようなものです。 「鞠川さんは、CFとしての適性がないから、CBに戻したよ」 そんな監督は、私にこうも言いました。 「今のままじゃ涼子にも詩織にも司令塔は任せられない。俺としては次のはばたき戦、若菜に司令塔をやってもらおうと考えている」 監督は結構歯に衣を着せぬ言い方をします。少なくてもFCはばたき戦には私の居場所はなさそうです。 一体どうしたらいいのか、分からなくなりそうです。 PR |
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