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2006 10,23 17:13 |
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八重です。
今日はROOMMATESと合同合宿をした指宿から別のところに行く予定です。 早めの朝食をとった後、監督が運転する車で一路鹿児島市内に入りました。 鹿児島中央駅から新幹線「つばめ4号」で新八代へ、そしてすぐの乗り継ぎの「リレーつばめ4号」で博多に入りました。 そこでちょうどお昼になったので、駅のレストランで昼食をとってから、13時18分発の電車で元来た道を戻りました。 10分くらい走ったところで、アナウンスが聞こえてきました。
「次は、かすが、春日です」 私はびっくりして監督を見つめました。 「さて、スプリングサンズは今どんな様子かな?」 監督はこともなげにそういいました。 春日駅で降りた後、スプリングサンズのクラブハウスにタクシーを飛ばしてもらいます。 クラブハウスに着いて、中の様子を見渡しますが… 静まり返っていました。 そういえば… スプリングサンズは捨井監督が辞めてしまったので、誰が監督になるかで話し合っているんでしたよね。 練習どころではないはず。 「それにしても、寂しい風景だね」 監督が私の隣でポツリとつぶやきました。 「今日練習をしていないことが、ですか?」 「うん。基礎的な練習くらいならできるだろうけど、さすがに監督不在でフォーメーションプレートかはできないだろう」 私は素直に頷きました。 「捨井監督はナイジェリア代表監督に呼ばれて行ったわけだけど、残された方にしてみれば、裏切られたと思うだろうね」 「そうですね…」 「もし俺がそうしたら、花桜梨はどうした?」 いきなり監督が聞いてきました。 「そんなことは…」 「ないとは言い切れない。第1ステージでは小波蹴球団の主人監督が進退を問われたわけだし、今こうして捨井監督は辞任した。もしWoody BELL'Zがスプリングサンズのような惨憺たる成績だったら、俺がそうしていたはずだ」 そうでした。 私たちは監督のやりたいチームを作るために一生懸命頑張っている。 その中でいらない人材はトレードに出したりしている。 実際うちもROOMMATESを飛び出してきた若菜ちゃんを引き取って、代わりにノゾをROOMMATESに放出している。 でも、監督は決してそれで安泰というわけではない、その事に今の今まで思いが回らなかったのです。 だめならその責任をとって辞めなければいけない、勝負の世界では当たり前のことです。 「まあ残り3試合、今いるスタッフの中から何とかやりくりしなければいけないんだろうけど、それは仕方ないことだと思う」 「そうですね」 「で、そういう意味ではうちもそうだ。監督とキャプテンが練習から消えて、残りのメンバーでも4人ほどは出せない。そうしたときに、同じ勝ち点のFCはばたきを相手にどのようにして戦うか。ある意味、うちの潜在能力が試されるゲームになると思うんだ」 そうだったのか。そこまで考えて… 私は監督の思いの深さに、改めて感じ入った気がしました。 気がつくと、スプリングサンズの選手たちがピッチに飛び出してきました。 どうやら残り3試合のための骨組みができたようです。 「残り3試合、スプリングサンズにも頑張ってもらわないといけないし、うちも頑張らないといけないな」 そういえばスプリングサンズも、残りはイレブン・ウィナーズ、FCはばたき、ROOMMATESと強豪3チームとの戦いです。頑張って勝ってくれれば、その分うちにとっても有利になります。 「はい」 監督は満足そうに頷いて、またスプリングサンズの選手たちを優しそうな目で見つめ始めました。 私も、監督の隣で、スプリングサンズの選手を見つめることにしました。 PR |
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