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2008 07,16 22:10 |
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こんばんは、八重です。
今日は中国戦ということで、就寝時刻が1時間遅くなりました。 それにしても開始前から不穏な動きがあるのが気にかかりました。 それにしても日の丸が焼かれたり、君が代の斉唱の時のブーイングとか、戦争のことがあったにしても余りにも酷すぎるような気がします。 選手もやりにくいだろうな、そう思いました。 でも意外に選手たちはきびきびと動いていました。 もしかしたらそういうことも計算に入れていたんでしょうか? でも今までのゲーム以上に鬼気迫る雰囲気でゲームに臨んでいるな、そんな感じがしました。 オーストリア戦の時とはまた違う、本気モードのゲームに。 途中で後藤さんが足をかけられて倒される場面がありました。当然相手はイエローカードですが、その選手に向かって清水さんが厳しい表情で詰め寄るという場面も見られました。 何となく、このゲームはただならぬ雰囲気を感じさせるゲームでした。 ただならぬ、といえば、この場面で後藤さんが一時退場するのですが、それに対しやんややんやの喝采。一体どういう了見なのでしょうか。 藤崎さんのスルーパスから清水さんが飛び出して〜オーストリア戦の後藤さんと全く同じ展開です〜GKと1対1、そして周囲のブーイングなど全く聞こえないかのように、清水さんは落ち着いてゴールに決めました。 その次の瞬間、それが日本代表の総意だと言わんばかりの行動に出ます。 清水さんはゴールを決めた後も、喜びを顔に出さず、むしろ怒りの表情で人さし指を天に示しました。 私たちがNo.1だ、そして天は私たちに味方するんだ、そう言っているような雰囲気でした。 みんなも清水さんのところによって来て、そして周りの観客に向かって同じように人さし指を天に締めします。 「挑発したな…」 北見監督が明らかに暗い顔で呟きました。 「挑発?」 「ああ、恐らくアイツらの中でもいろいろとストレスはあったんだろうとは思うけど、これでスタじ編むの中も相当ヒートアップしたぞ。これで中国が負けるようなことでもあったら」 「暴動、ですか?」 「可能性は高いな」 北見監督は穏やかにテレビを見つめました。 その後コーナーキックから同点に追いつかれますが、すぐさま育美からのパスを受けた清水さんがドリブル突破、そのままDFをかわしてシュートをゴールに突き刺します。 当然のようにブーイング。 そして前半はそのまま2-1で折り返しました。 「このまま行くか、あるいはさらに突き放す展開になったら、かなり危ない状況になるかもしれないな」 「危ない、ですか?」 「ああ、ハーフタイムでとうとう発煙筒を投げ込んで来たからな。これ以上フラストレーションがたまる展開になったら、それこそ暴動につながりかねないと思う」 「そうしたらどうすれば?」 「どうしようもないさ。恐らく暴動につながれば、中国はホームでの開催権を没収されるか、最悪この最終予選の出場を停止させられるだけだからな。日本代表が傷つかなければ、それが一番いい結果、さ」 後半に入っても、まるで恨みを晴らさんが如く日本代表は相手ゴールに厳しく詰め寄りました。 そして咲野さんのクロスを森下さんがシュート、相手が零したところをまた押し込みます。 とうとう3-1。相手のフラストレーションもさらに高まった印象でした。 そして決定的とも言える4点目。 藤崎さんからのCKを育美がダイビングヘッドでゴール右に突き刺しました。 もはや相手が打ちのめされたような印象になりました。 DMSの鈴麗さんも、もうどうしようもないと半分諦めの表情になっていました。 残り9分で咲野さんと夏穂の両SBを、残り2分でちひろさんを下げて守りを固めます。 でも守りを固めてもチームはとにかく攻め続けました。 そしてロスタイムに入ったところで、育美からパスを受けた清水さんがエリア内で倒されてPKを得ました。 そのシュートはクロスバーを直撃して上に外れます。 その時になって、やっと清水さんの表情にわずかながら笑みが浮かびました。 育美と話をしながらまるでハットトリックを損した、という風にちょっと苦笑いしていたみたいです。 そしてタイムアップ。 そこからが第2幕の始まりでした。 もはや感情を抑えきれなくなった観客が我れ先とグラウンドに飛び下りてきました。 あとで代表選手が「重慶の悪夢」と呼んだ大暴動の幕が切って落とされました。 PR |
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