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2008 07,16 22:41 |
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こんばんは、千葉です。
…実はまだ重慶スタジアムの駐車場です。 ゲームのことは誰かが語ってくれるでしょうけど、実はその後暴動が起こってしまい、私たちも、私たちを応援してくれたサポーターも駐車場のバスに缶詰にされたままです。 ゲームについてはオーストリア戦以上に上手く行っていたような気がします。 攻撃陣についてはセリエA得点女王の清水さんとTMリーグ得点女王の育美ちゃんという強力なコンビがいて、そして海外組でも頼れる森下さんと藤崎さん。恐らく今のアジアのチームにこの4人を抑えられる選手はいないと思うくらいです。 実際に今日のゲームでもこの4人は縦横無尽に暴れまわりました。 1点目:藤崎さん→清水さん 2点目:育美ちゃん→清水さん 3点目:咲野さん→森下さん 4点目:藤崎さん→育美ちゃん それが相手サポーターに火をつける結果となってしまいました。 私は試合終了直前にピッチから降りていたので比較的余裕をもって逃げられたのですが、ピッチにいた選手たちはとにかく逃げなくちゃ、と勝った喜びに浸る間もなく逃げてくるしかありませんでした。 もちろん控えの選手が涼ちゃんの指示のもとみんなの荷物をまとめて持って逃げましたので、何かがなくなった、とかといったことはなかったようです。 涼ちゃんはそれにしても凄い、ですよね。 自分もみんなの荷物を持ちながら、ピッチにいる選手に向かって、 「荷物は全部持ったから、とにかくロッカールームに逃げて!」 そうピッチにいたみんなに指示していたのですから。 そういうわけで何とかロッカールームに逃げ込んで、ジャージに着替えてからバスに乗り込んで… 「サポーターが駐車場を取り囲んで動かせません」 こうなったらどうしようもありません。 「今さらジタバタしてもしょうがないよ、とりあえず楽にしているのが一番ですよ」 ここでも涼ちゃんがあまりにもあっさりと言い放ちました。 もう長期戦になるのも覚悟の上、だったのかもしれませんね。 藤崎さんも仕方がない、といった表情で、 「そうですね。今ここで無駄に体力を消耗するより、出来るだけ温存しておいた方がいいかもしれませんね」 といってリクライニングを倒して寝はじめました。 「いずれにしても平日のゲームだからね、遅くても朝までには解決しているでしょうね」 涼子さんはそう言ってから、 「それにしても鈴麗さん可哀想に」 そう言いました。 「どうして?」 「今日の暴動、かなり高くつくよ。中国の協会は今回の暴動を抑えられなかった責任を取らなければ行けないし、差しあたって次の韓国戦はノーショウでのゲームは間違いないだろうからね」 「ノーショウ?」 「無観客試合。いくら日本との間にいろんな問題があったからといって、実際に暴動が起こった後で普通にホームゲームを開催できる能力はない、だから少なくても無観客でのゲームは免れないと思う。もしくは…」 「もしくは?」 「余裕があったらソウルもしくは第三国でのゲーム。あるいは最悪の場合は…」 「最悪の場合?」 「中国の出場辞退。そうなったら折角国のためにガンバろうとした鈴麗さんも浮かばれないよ」 「そうだね」 「とりあえずは明日にならないといけなさそうだけど、恐らく明日予定していた飛行機には間に合わなさそうだからね」 「どうするのかな?」 「一応北見監督と連絡してみるけど、シドニーには19日朝になるんじゃないかな、と」 「19日の朝、か」 ということで、こちらは状況が変わらないと動けないようですので、私もそろそろ寝ます。 おやすみなさい。 PR |
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