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2008 07,01 20:44 |
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こんばんは、北見です。
代表組を成田から送り出した後、私は早速北見にすぐさま戻った。 北見に戻ると、早速上杉と若菜が待っている。 そう、実はこの2人に用があって呼び出したのだ。 まずは上杉に話を聞くことにした。 上杉の方は自津は比較的簡単な話で。 春日スプリングサンズが上杉を欲しいと言っているが、行く気はあるか。ということだ。 実は私はこの話は乗り気でない。 何と言っても今年2連敗している相手である。そしてリーグ史上最多となる6連勝もかかっているのだが、こともあろうにその相手がうちになっているのだ。 もっとも上杉に行く気があったら、私は止めることは出来ないが。 さすがに上杉はちょっと落ち着かない様子だ。 それもそうだろう。この時期に行われることといったら、戦力外通告と相場は決まっているものだから。 私は椅子に座っている上杉の肩を軽く揉んだ。 「難しい話はしない。気楽に考えてくれればそれでいい」 最初にこう言ってから、話を切り出した。 春日スプリングサンズが上杉を欲しいといっていること。 これは切羽詰まっている話ではなく、上杉が断ればそれで終わりにする。 少なくてもWoody BELL'Zでは上杉を必要としている。 「百合はどうするんですか?」 上杉はまずそれを聞いて来た。 この年頃の女の子の場合、仲間意識が非常に強い場合が多い。特に上杉は百合に誘われてサッカーを始めただけに、百合の動向が非常に気になるようだ。 「百合をわざわざ放出すると思うか?」 私はわざとそう言った。 「放出、する訳ないですね。うちのレギュラーですもんね」 「そういうこったな」 その時点で上杉の気持ちは固まったようだった。 「それなら私の気持ちは一つです。Woody BELL'Zでこれからも頑張ります」 まず一つ解決、と。 私は上杉の頭を軽く撫でて、 「これからも頼むな」 そう言った。 上杉は嬉しそうに部屋を出て行った。 次は若菜だが、こちらの方が大変な状況のようである。 何しろ、若菜の場合には移籍「させなければいけない」のだから。 予想通り。 「どうして私を必要となさるんですか?」 若菜はそういって拒んだ。 「とりあえず半年のレンタルでも嫌かい?」 「嫌です! 私は北見監督のお傍にいられればそれで満足です」 予想以上に若菜の抵抗は強いようだ。 「半年したらちゃんとWoody BELL'Zに引き戻す。だからそれまで頑張ってもらえないか」 「嫌です!」 どうあっても断るつもりでいるようだ。 こうなったら最後の手段しかないようだ。 私は若菜に、今夜私の家に来るように申し渡した。 PR |
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