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2006 07,17 23:10 |
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どうも、北見です。
いつの間にやら指名されてたので、それではw さて今日は中盤の選手のコーチをすることになっている。
もっとも、中盤の弱いチームの監督がコーチをしていいものだか、気になるがw 午前中は身体をほぐすことに終止した。 まあ例のこともあって相変わらず女の子の受けは良くないように思うが、少なくてもWoody BELL'ZとROOMMATESのメンバーは俺の話を聞いてくれるので助かっている。 特に恵壬が俺の話をちゃんと聞いているのが有難い。恵壬は結構男については人見知りが激しいのでちょっと気になっていたが、最初に俺があたったので、結構落ち着いているように見えた。俺の指示も素直に聞いてくれていたし、そういう意味では今日は凄くいい雰囲気を作っている。 今日の練習でみんなに徹底しておきたいことは1つ。 まずは5対5に分かれてゲーム形式の練習。 WBLとRMS、SSSの5人と、その他4チームの5人とに分けて15分間のゲームを行う。 もちろんMFなのでシュートは打たせず、抜けたパスを出せたら終わり、というスタイルである。 ただ彼女たちには伝えたことがある。全力でプレーすることと、プレーをビデオに撮ること。 一体何の目的があるのか分からないまま、彼女たちはとにかくゲームをした。 終了したあと、ベンチに戻り、さっき撮影したビデオを見せる。 ベンチでみんなに見せられるように、わざわざ液晶画面の小型テレビとエンジンを持ってきている。 さっきのゲームの内容を見て、みんな口々に「このプレイはこうしたらいいよ」とか「ここはこっちにボールを回したら良かったんじゃない?」とアドバイスをしている。それはそれで結構なことだが、まだ私の意図に気づいていないようである。 しばらくして、選手の間から「あれ?」という声がし始めた。 「コーチ、なんかビデオの撮り方がおかしくないですか?」 涼子が俺に語りかけてきた。 みんなも口々にそう呟きはじめている。 実際画面では、ボールを持っているにも関わらずビデオを動かしていたり、逆にパスを出しているのにまだ選手を撮っていたりしていた。 不思議な感覚を持ちながらビデオを見ていて、また何かに気がついたようにすみれが呟いた。 「コーチ、さっきから佐野倉さんのパスは監督の動かすタイミングと合っていますね」 そしてしばらくすると、今度は茜。 「朝日奈さんのパスも、時折だけどスパンと合っている気がするよ」 そういう感想を持ちながら、15分間のビデオ上映が終わった。 「多分気がついたと思うけど、5分間はみんなの動きを追っていたけど、それ以降は理想的なタイミングで振っていった。もちろんみんなのパススピード、ランニングスピードを考慮に入れてな」 みんな静かに俺の話を聞いている。 「やはりみんな結構パスのタイミングも遅いし、そのパスも緩かったりするから、結構相手に取られたりするんだよね」 「そうですね」 恵壬がいう。 「で、良く見ると、恵壬は俺のタイミングに合っていたし、ヒナは時々変なことをするけど、合うとやっぱり鋭いタイミングで来るよね」 みんな正直に頷いた。 「どのポジションもそうだけど、MFは特に選手の動きや能力に敏感でないと。恵壬はそのセンスが鋭いし、ヒナは感性でここだというポイントを突いてくる。だから名アシスタントになれるんだと思うんだけどな」 なるほど、という表情をしたのが涼子。ヒナはちょっと嬉しそうな表情をしている。 「みんなもその感性をしっかりこの合宿で磨いて欲しいんだ。特に素直なパスを出し過ぎる涼子と綾音はね」 そう言うと、涼子も綾音も苦笑いしながら頷いた。 それじゃ、そのあたりを踏まえた上で、しっかりと鋭いパスが出せるようにしよう」 俺がそう言うと、みんな自分の課題を見受けて嬉しそうにピッチに飛び出していった。 まあ次は守備陣を見るわけだけど、今日の中盤の指導は、結構みんな出来るようになったかな、という気はする。 それでは、次は… 書きたい人、どうぞ! PR |
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