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2006 07,20 00:02 |
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さて今日は攻撃陣。
屈指の攻撃力を誇るFCはばたきの佐野倉さんを始め、4人のエースが待っている。 ちなみにこのポジションだけ、Woody BELL'ZやROOMMATESの選手はいない。 ところで… 昨日のBucchiiコーチの「特訓」のせいだろうか、すこぶるFW陣の機嫌が悪い。 なんでも無茶苦茶なシュートをゴールに入れろといわれ、シュートが入らなければキッカーの責任でも腕立てをやらせたとか。 「あの〜、今日は理不尽なペナルティはしないですよね」 清水さんが半分泣きそうな表情をしながら聞いた。 「もちろんペナルティはある」 私の回答に、みんながっくりと肩を落とした。 「…だけど、今回のペナルティは1人。3人にはペナルティはない」 俺がそう言うと、みんなが全やる気が起きたようであった。 さて早速みんなに今日のメニューを伝える。
「非常に簡単なことだ。ゴールに思いっきりシュートを打って、3本決めればいい」 それを聞いたみんなは、なんだか拍子抜けした顔をした。確かに思いきってシュートを3本決めればいい、なんて、そんなの代表チームの練習ではない。 当然私は悪魔のような条件を考えている。 俺は物置きからあるものを持ってきて、ペナルティスポットの上にそれを置いた、 「条件は1つ。ペナルティエリアの外の適当な位置からシュートを打って、このバスケットリングの中を通過させた上で、地面にボールをつけずにゴールさせること。ゴールに入れば、リングにあたっても良い。場所を変えて3セット行い。それぞれ1本ずつ決めるまでに打ったシュート数の合計の多かったものがセンターラインとエンドラインのシャトルランをやってもらう、と」 「あの… ちゃんと入るんですか?」 佐野倉さんがそう聞いた。 「もちろん。バスケのボールは直径が大体22cm。サッカーのボールは20cmくらいだから、サッカーボールの方がわずかに小さいんだ。でリングは直径45cm。入らないわけはないよ」 俺はそう言うと、適当においたボールを思いっきり蹴って、リングの中を通過させてゴールに入れた。 「さてやってみようか♪」 俺はそう言ってゲームを始めさせた。 もちろん… 簡単にシュートが決まるわけがない。 俺だって裏高校からこの練習を続けてきて、やっとかなりの確率で決められるようになるまでに3年かかったのだ。 初めてやった選手が、いきなり決められるわけがない。 シュートのほとんどは、リングに当たったり、リングの外を通過したりした。 たまに通過しても、ゴール前までに地面についてしまう。 みんな入るわけないじゃん! という表情になってきているが、目の前で実際に俺がゴールを決めているのだから、文句は言えない。 そうこうしているうちに、まず佐野倉さんがクリアした。 次に後藤さんが、勘の良さで2番目に。 伊集院さんが何とか3番目にクリアしたあと、清水さんが何度も粘った挙げ句、ようやくゴールを決めたのは開始から20分以上経った頃だった。 同じように2本目、3本目を位置を変えてやった。さすがに代表チームに選ばれるだけあって、1本目の時よりも要領良くクリアしていく。清水さんは3本目は僅か3回でクリアしていった。 「やった!ペナルティ回避だ!」 清水さんはそう嬉しそうに叫んだが… やっぱり一番多かったのは清水さんだった。 「なんで〜!? 3本目一番数が少なかったのに〜!!」 予想通りブーたれた清水さんに、厳しい一言。 「1本目、他のヤツの倍以上は打ってただろ! トータルで一番数が多いのはお前なの!」 清水さんはそう言われると文句も言えず、しぶしぶペナルティのシャトルランをやりはじめた。 俺としてはヨーロッパのプレイを意識してみんなに必要な考え方や技術を教えたつもりでいる。 でもそれがどれだけ生かせるかは、やはり本人しか分からないように思う。 明日(20日)は日本代表との壮行試合である。ここでどれだけ代表に食い下がれるか、それが大きなサインとになると思われる。 PR |
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