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2006 08,01 23:45 |
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北見です。
ちょうど空港に着いたところです。 俺もよく考えました。 個人的にはあの2人には何とか一生懸命頑張ったことに報いてあげたいと思った。 だから何とかして、それこそ監視の目をかいくぐらせて2人の想いを成就させてあげた。 でも… やはりやり過ぎたような気がした。 特に、神谷さんを引っぱたいたこと。 あそこまでやる気は、本当はなかった。 だけど神谷さんが何とか強引に止めようとしたので、俺自身焦ってしまったのかもしれない。 つい手が出ていた。 あとで花桜梨からは、あの場合はしかたがないよ、と慰めてくれたけど… でも、自分自身を許せなかった。 だから、朝早く、神谷さんの部屋を訪ねた。 あのことを謝るために。 しかし、何故かドアが開いて… 部屋には翠川さんが寝ていたけど、神谷さんの姿も、荷物もなかった。 部屋のテーブルには、1枚の手紙が置いてあった。 「Dear 亜紀ちゃん ゴメン! 最後の最後で亜紀ちゃんに仕事押し付けるような恰好になっちゃって。 私、ちょっとバカンスしてきます。探さないでね。 最後の会見、大変だけど頼むね♪ 神谷 菜由」 遅かったか… どうしても謝りたかったけど、謝る相手がいないんじゃ、謝りようがない。 …俺は手紙を再びテーブルに置いてから、自分の部屋に戻った。 少なくても、俺はこの代表チームが解散するまで、女の子に手出しはしない、神谷さんと約束したことを守ることを改めて誓った。 朝になって、Bucchiiさんと神谷さんが消えたことで大騒ぎになっていた。
ことの次第を森下さんたちに伝えたところ、逆に森下さんたちから「大丈夫よ、いつものことだから」と笑われてしまった。 本当に? みんながチェックアウトをしてきた。 花桜梨やRMSの恵壬が一緒に遊ばないかと誘いに来た。 …でも俺は彼女たちの申し出を断わった。 最初はどうしても私と一緒にいたかったようなんだけど、昨日の件を思い出して、誘うのを諦めてくれた。 「すみません、監督、神谷さんとの約束を守らなくちゃならないんでしたよね…」 花桜梨は残念そうな表情で、私のもとを離れていった。 今日はチームスタッフのみんなにも、最後のヨーロッパ滞在を楽しんで欲しい、という趣向だったので、荷物は俺がレンタカーで運んでいくことになっている。 薫さんも海外は初めてだし、Bucchiiさんは朝早くに神谷さんとチームから離れたので、結局は俺がやることになったのだ。 まあ、俺自身もその方が今日の場合は都合がよかった。 今日は俺自身、花桜梨たちといても楽しくないだろうから。 ワゴンタイプのレンタカーを借りて、荷物をワゴンに入れる。 さすがに今回の荷物は1回では運び切れないので、まず1回目はできるだけ多く運んでおき。2回目は軽くしようと。 30分くらい悪戦苦闘したあと、何とか8割以上の荷物をワゴンに詰め込んで、車に乗り込んだ。 コンコン… 車を叩く音が聞こえてきた。 その方に向くと、何と花桜梨が立っていた。 「花桜梨、お前…」 俺が唖然とした表情で聞くと、花桜梨は別になんてことはない、という表情で、 「やはり、呼人さんと一緒じゃないと、私どこにいっても面白くないんだ…」 と言って助手席に乗り込んできた。 「それに、この大荷物を捌くのは、1人じゃ不可能でしょ?」 相変わらずの憎まれ口、である。 念のために言っておく。普段の花桜梨は、自分の言葉の影響を考えて結構抑えて話をしている。 でもプライベートで俺と話す時は、結構キツいことも言う。 何といってもお互い分かっているところがあるから、地が出ちゃうんだろうな。 「呼人さん」 花桜梨がレンタカーを運転している俺に声をかけた。 「なんだ?」 「私、今回のことで思ったことがあるんだ…」 「なんだ?」 「呼人さんって、結構女の子から人気があるんですよね」 嘘でしょ? 俺は一瞬ハンドル操作を間違えるところであった。 「恵壬や綾音ちゃん、安達さんなんか、『北見コーチといろんな話をしたい』って、結構目を輝かせていたよ」 そこまで観察してらっしゃる、うちのキャプテンは。 「でもね…」 花桜梨はそう言って、一瞬言葉を切った。 そうされると、俺も次の言葉を気にしてしまう。 「私、呼人さん以外の男に抱かれる気はさらさらないんだ」 花桜梨がとんでもないことを言う。 「でも、呼人さんにはいろんな女の子を知って欲しいと思ってるんだ」 またしてもビックリ。普通、女の子って彼氏が他の女の子とエッチするのってヤだと思いませんか? 「まあ、不特定多数の女の子としたり、不特定多数の男の子としたことのある女の子を抱くのは私も嫌なんだけどね…」 となると、花桜梨の知っているまっさらなバージンの女の子としろ、ということですか? 結局「バージンキラー」と言われてるのって、花桜梨の叡強のような気がします。 「私、思ったんだ。陽ノ下さんじゃないけど、想いを叶えてあげて欲しいなって。私、そのためなら我慢はできる。最後に私のところに戻ってくる、という約束が出来たら」 花桜梨にしてみれば、最後に俺を独占できればそれでいいようである。まあ俺にも他意はない。 「私は最後に呼人さんが私のところに戻ってくれれば、その間のことはあまり気にしないつもり」 何だか彼女にした時が怖い気もしますが… でも俺も一番花桜梨のことを良く知っているから、結局は戻ってくるんだろうな、なんて思っていました。 1回目の荷物を航空会社に預けたあと、2回目の荷物を取りにいく途中で、地元の男に絡まれている代表選手を見かけた。 うちとROOMMATESのスタッフたちであった。 俺が車を男たちの近くに突っ込ませて男たちを威嚇している間に美夏と葵、恵壬、夏穂が男の急所に蹴りを喰らわせていた。 そしていつの間にか荷台の方に移っていた花桜梨がドアを明け、みんなを車に乗せていった。 …結局みんな揃ってしまったようだ。 PR |
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コメント |
やほー、菜由ちゃんだよ。
北見コーチ、昨日はゴメンナサイね。 私もちょっと臨機応変さに欠けてたかな(笑) まあ、別にその事で出てった訳じゃないから気にしないでね。 ていうかさっきまで忘れてたから(笑) あと、仕事途中でほっぽってすいません。 正直潰れそうだったから、許してね(はあと) そうそう、今はイタリアに来てます。 これから本場のパスタとピザを腹いっぱい食べますよ~ じゃじゃ、バイバイ 【2006/08/0200:17】||選抜代表広報部@神谷菜由#2a9f681242[ 編集する? ]
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いや、本当にこちらこそ申し訳ありませんでした。
まあ今はとにかく気分をリフレッシュして下さい。 とにかく今まで私たち以上に頑張ってきたんですから。 しっかり気分をリフレッシュして、また第2ステージ互いに頑張っていきましょう。 P.S. 代表チーム解散するまでは、一応約束は守りました。 まあヒナが二日酔い状態になったり、桂木さんが私に悔しさをぶつけたりすることはあったんですけどね… それはノーカウント、じゃダメですかね(^^;) 【2006/08/0223:23】||北見呼人@これからはWBL監督#29456a23e7[ 編集する? ]
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