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2006 10,25 23:03 |
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こんばんは、北見です。
今日はとにかく凄いことになりました。 今日はのんびりと広島を発った後、京都でゆっくりしていこうと思っていました。 しかし、私の携帯に入ったメールで、全てが変わってしまいました。 メールの送信主は、あの皇さんです。 「北見監督へ 例の件の黒幕がおおよそ分かりました。 僕も向かいますので、神戸に向かって下さい。 あ、念の為に。 今北見監督は八重さんと一緒にいると思いますが、八重さんはいない方がいいです。 私たちでさえ命の保証はありませんから」 そのメールを読んだので、花桜梨にはあえて広島に残るよう話をして神戸に向かったのです。 新神戸の駅で皇さんと合流し、タクシーの中で説明を聞きます。 相当いろいろと苦労をしていたように思えたのですが、実はRMSの岡野さんの書き込みの段階では、ほとんど黒幕の特定が済んでいたようなのだ。 私書箱を開設した人物のデータを岡野さんがハッキングして情報を集めたところ、予想通りというか、四詠会佐多舞病院の関係者が関与していることが明らかになったんだそうです。 そして決定的なのはSharp&Crisp武蔵野で調査した時に明らかになった「兵庫県の会社」 それをもとに岡野さんが現在データ解析を進めているところ。 いずれにしても、埼玉で買い占めた分だけでも四詠会を吊るし上げられるという判断でこっちに来たんだそうです。 もちろん向かう先は四詠会本部。 四詠会では総帥がわざわざ迎えてくれた。 早速理事長室で歓談となる。 どうも理事長も今回の件は知っていて、少なくても佐多舞病院の関係者が行った買い占めについては足がついたと判断していたのかもしれない。 こちらから特に何も言わないうちから、今回の件について自らの口で白状した。 そして… Sharp&Crisp武蔵野の買い占めの件も自分達でやった、そう答えた。 余りにも呆気無い結末、であった。 「うちとしては地元のFCはばたきに有利になって欲しい、そう思ってやったことだ。あまり誉められたことではないが、その気持ちが過ぎた結果、そう捉えて欲しい」 総帥はそう言って頭を下げた。 「1つだけ聞いていいですか?」 私はそう総帥に訊ねた。 「この件、FCはばたきさんの指示でやったことですか?」 私がそう聞くと、総帥は、 「これはうちが独断でやったこと、FCはばたきには全く関係のない話だ」 そう威厳を込めて答えた。 「分かりました」 私がそう言って席を立つと、総帥は、 「あなたは怖くなかったかね? 何かあることだって考えられないかね?」 そう聞いてきた。 「まあ、怖いですね」 私は正直に答えました。 「それじゃ、こんなことをしてただで帰れると思うのかい?」 少々脅しの感じが見えてきました。 「帰れると思いましたが」 「なぜ?」 総帥が気色ばんで答えました。 「それは、今の話を全部うちの会社に流しているからですよ」 私の代わりに皇さんが答えました。 「今の会話は音声データとしてうちのコンピュータに記録されている。もちろんクラッキングされても大丈夫なように、この携帯以外からのアクセスは不可能なように調整はしているよ。もし私たちが一定の時刻までに連絡が出来なくなった場合は、今回の記録をネットに広める手はずを整えているからね」 皇さんが冷静に言うと、総帥もさすがに観念したか、 「わかった。君たちをそのまま帰そう。それと、チケットもちゃんと渡すことにする」 「今後しないと約束してくれれば、私たちもそんなに手荒なことはしませんよ」 私はそう言って、総帥からSharp&Crisp武蔵野対ROOMMATES戦の買い占めた分のチケットを受け取った。 「Woody BELL'ZとFCはばたきの分も後で送る」 総帥はそう言って約束した。 「こんな感じでいいんですか? もっとやろうと思えばやれたと思いますが」 帰りのタクシーの中で、皇さんが不満そうに言った。 「いいですよ。俺としては、四詠会が独断でやったと言ってくれた方が良かったですから」 「どうしてですか?」 「一応FCはばたきはうちらの仲間ですからね。あまり疎外なことはしたくないんです」 皇さんを見ると、ちょっとは納得した雰囲気でした。 「まあ1ヶ月以上も音沙汰がないチームですから、そう言われるんだと思うんですけどね」 そう言って私は笑った。 このあとどうなるか分かりませんが、とにかく今は広島に戻って花桜梨と合流すること。 そして次のFCはばたき戦、一生懸命戦って勝つ。 それにこしたことはありませんね。 東京に戻る皇さんを新神戸駅で送ったあと、自分も広島に向かうためにホームの階段を降りていきました。 PR |
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