2024 11,22 20:26 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 05,04 10:13 |
|
おはようございます、藤崎 詩織です。
何だかあの事が大分前のように感じますね。 大怪我をして、手術をして。 最初のときにはとにかく自分が苛ついて仕方がありませんでした。 どうしてこんな運命に遭うんだろう、そう自分を呪いました。 でも、病室でボーッと天井を見ながらいろんな事を考えているうちに、何となく、なんですけど、心が落ち着いてくるのを感じました。 マネージャーは最初は虹野さんと安達さんが交代で見ていたのですが、さすがに合宿をしている最中にマネージャーが2人も取られるのはきついのではないか、という事で、今は総務部の渡井さんと山本さんが昼の間だけ交代で来ている形になっています。
でも2人とも何をしたらいいんだろう? なんて首をかしげながら私のところにいます。 確かに今は特に贈り物とかもひと段落していますし、お客様が来ない間は何もする事がないですからね。まあ私が退屈しないためのお喋り相手、でしょうかね? さすがにうちとイレブン・ウィナーズ以外は5月5日にゲームがありますのでなかなかお見舞いに来る人も多くありませんが、でも昨日は森下さんがSCMの麻生コーチと一緒に見舞いに来て下さいました。 森下さんは昨年までSharp&Crisp武蔵野に所属していて、その時のプレーぶりが評価されて今はイタリア・セリエAのラツィオに所属しています。 彼女もセリエAではいろいろと苦労していたみたいで、残留を決めた最終戦のACミラン戦では心臓停止であわや落命、というところまでいっていたそうです。 あの時、花桜梨さんや涼ちゃん、佐野倉さんなんかがビックリして、慌ててLCCの神谷さんの携帯に連絡を入れたのも覚えています。 もしかしたら、森下さんでなかったらそのままお帰りになってもらっていたかも知れません。 でも、その時の私は素直に森下さんを受け入れていました。 イタリアからわざわざ来て下さっているのに、無下に断れませんし。 (もっとも森下さんはかつて所属していたSharp&Crisp武蔵野が桜花杯決勝に進んだので、その応援に来たようですね。それに相手の春日スプリングサンズには仲の良い清水さんもいますし) それに… 私よりも大変な思いをした 〜それこそ「死」の間際に立った〜 人ですから… 病室で、時折冗談を交えながら森下さんといろんな話をしました。 その時に、何となく感じた事がありました。 森下さん、凄く大人になったかな… 誤解をしないで欲しいんですけど… 私みたいに、男を知ったから、というのではなくて。 もっと心の奥底から、人間が落ち着いてきたな、という雰囲気が感じられたのです。 おそらく、「死」と直面した事で、「生きる」事の喜びを改めて感じたのかも知れませんね。 だから自分を大事にして、そしてまわりを慈しむだけの心の余裕ができたのかも知れませんね。 そのような余裕、私にはなかったかも知れません… 森下さんたちが帰ってから、私なりに考えました。 自分は果たしてそれだけの人物なんだろうか。 森下さんは常にリーグの中心にいて、そしてリーグをいろんな形で引っ張っていった人です。 セリエAでもラツィオを命をかけてまで残留させた人です。 他にもLAギャガンに移籍したSharp&Crisp武蔵野の藤崎さん(同姓同名で紛らわしいんですけどね)とかセリエBジェノアに移籍したFCはばたきの佐野倉さんとか、海外で頑張っている選手も少なくありません。 でもWoody BELL'Zは海外移籍の選手がいません。 まあ中の人が海外まで手を伸ばせない、という事情があるのでしょうがw 北見監督べったりなチームというのもちょっと問題があるような気がします。 どこかで「戦う集団」である事を求めなければいけないと思うのです。 そういう意味で今のチームは非常に歯痒い感じです。 私が北見監督に伝えた言葉は、そのことを私なりに感じた言葉でした。 確かに私の容態、凄く気になったと思います。 でもゲームが続けられ、サポーターがチームの勝利を信じて応援している以上、チームの指揮はそのまま執り続けなければいけなかったのです。 あの時のWoody BELL'Zはその意識が欠如している、話をあとで聞いてそう感じました。 だから、自分が嫌われてでもああいう事を言うしかなかったのです。 それで北見監督から嫌われても、それはそれで仕方がない、そう思いました。 その時、渡井さんのPHSに着信が入りました。 (実はWoody BELL'Zは皇グループの計らいで、病院用のPHSを持たせてもらっているのです) 渡井さんはそれを確認すると、一旦外に出ました。 しばらく1人になった私は、みんなからの贈り物をじっくりと見ました。 Woody BELL'Zの選手やスタッフからのメッセージボードや色紙 各チームから届けられたプレゼント そしてサポーターからの花束 私って、こんなにもみんなから想われていたんだ。 改めてそう思うと、涙が出てきそうになりました。 「藤崎さん、今八重さんから電話がありました」 「花桜梨さんから?」 「はい。北見監督からは、今回の藤崎さんの言葉については、特にペナルティは出さない、そう申していました」 「ペナルティがない?」 「はい。北見監督が、藤崎さんの発言は自分の言動が起こった事だし、そもそも問題があったのは自分なのだから、と言ってみんなに謝っていました」 どうやら私の思いは北見監督に伝わったみたいです。 「北見監督から藤崎さんに伝えてくれ、といっていました」 「何をですか?」 「とにかく焦ったりしないでしっかりと休め。第1ステージは何とかする。その代わり、第2ステージでは今まで以上のシオの活躍を期待してるぞ!」 「はい!」 私は嬉しそうに返事しました。 今は日本ででもいい。日本で、Woody BELL'Zにいてできる事をしっかりとやっていこう。 それが頑張るって事なんだろうな、と思います。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |