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2007 03,18 20:22 |
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こんばんは、優飛です。
今週末はサッカー部のゲームがあるということで、昨日の朝から佐多舞に出ていました。 本当ならば北見から直接行ければいいのですけど、東京や横浜だと時間がかかるとのことで、かつてROOMMATESの本拠のあった佐多舞が関東でのゲームのときの前線基地になるそうです。 ちなみに宿舎は佐多舞新都心駅前のホテルです。ROOMMATESのホテルが悪いというわけではなく、首都高速のインターに近いという理由からです。でも結構新しいホテルで、部屋も綺麗な感じで気に入りました。 ちなみに私は北見監督の伝手で、裏輪女子高校のバドミントン部の合同練習に混ぜていただくことになりました。 1日参加させていただいたのですが、結構みんな上手くて、いい練習をしているように思いました。 それに皆さん気さくで、私が中学を出たあと進路が決まっていないことを知ると、裏輪女子高校においで、と誘って下さいました。 そして今日はWoody BELL'Zのプレシーズンマッチを観戦させていただきました。
本当なら部外者はベンチに入れないそうなんですけど、今日についてはプレシーズンマッチということもあるそうで、向こうの監督さんの了承を貰ってベンチに入れさせていただきました。 北見監督から、この対戦は例年いろんなことで盛り上がる一戦なんだ、そう教えて貰いました。 …でもあとで八重先輩から聞いたら、なんでもゲーム中に… その… あの話を自慢話として相手の選手に喋ったとか、もっと過激なこともあった、らしいです。 何だか凄まじい世界、ですね… 今日はアウェー戦ということもあって、比較的守りを重視したゲームをする、そう北見監督は言っていました。 実際多く攻めていたのは相手の響野エンジェルスの方でした。 そこを上手く守備陣がかわしながら無得点に抑えている、そんな感じでした。 それでも鋭い槍はしっかりと隠し持っていました。 涼子先輩からのFKを相手DFがクリアしたのですが、そのボールを持った選手が涼子先輩に抑え込まれる形で自陣ゴール前に戻ってしまい、そこでシンディ先輩がボールを奪ってゴールを決めたのです。 涼子先輩、さすがに手慣れているだけあってプレッシャーのかけ方が上手いんです。私もゲームの参考になるくらいです。 前半戦が終わり、ピッチから戻ってくる先輩たちを北見監督が笑顔で迎えていました。 私も笑顔で迎えると、 「優飛、ありがとな」 「優飛ちゃんの目の前でいいゲームができて良かったわ」 そう言ってくれると、本当に嬉しくなります。 最後に戻って来た八重先輩は、 「ホントに優飛ちゃんが女神のように思えてくるよね」 と褒めてくれました。 そんなことないです、と思いながらも、顔はほころんでいました。 後半戦も守りが多い展開なのですが、それでも隙を突いて涼子先輩からのパスをシンディ先輩が決めてリードを広げていきました。 そのあたりから北見監督は選手交代をしてきました。 選手交代のとき、北見監督は交代後に彼女たちがして欲しいことを、具体的に説明していました。交代する選手も真剣に北見監督の説明に耳を傾けていました。 そして交代。ピッチから戻ってくる選手には北見監督はねぎらいの言葉をかけていきます。 その言葉を聞いて、戻って来た選手たちも笑顔になります。 「交代というのは、その後の展開に絡まないと意味がないんだ。だから交代のときに『こうして欲しい』という意図を伝えるようにしているんだ」 北見監督はそう言って穏やかに微笑みました。 バドミントンではそれを選手が個人で判断して決めていくことになります。そういう意味では身体を動かしていないのですけど、サッカーの監督もすごく頭を使うんですね。 「交代で意図を伝えるのは、なにも交代した選手だけじゃないよ。逆に残った選手へのメッセージとしての交代もあるんだよ」 北見監督はそう言うと、1つの話をしてくれました。 2年前、リーグ第2ステージで勝てずに最下位に沈んでいた中でのアウェーでのスプリングサンズ戦。 雨のマグパイ、そして2戦連続完封負け。その日もいきなり2点を取られて早くも敗戦濃厚ムードだったそうです。 でもそこで北見監督が八重先輩を交代するというカードを切って来ました。 (ちなみにこの時、八重先輩はGKではなくMFに入っていました) 北見監督は、この時八重先輩を代える気はなかった、そうです。 でもどうしたら今の状況を変えられるか、そう考えた時に、キャプテンの八重先輩を代える以外に手はない、そう判断したんだそうです。 北見監督の目論見通り、その後八重先輩の交代の意味を悟って発奮した攻撃陣が3点を取って逆転勝ちしたそうです。 結局相手の芸術的なFKで1点を返されたものの、2-1でチームは勝ちました。 チームは2連勝でプレシーズンマッチを終えることができました。 でも北見監督も八重先輩も、表情はちょっと戸惑った感じに見えました。 不思議に思って聞いてみたのですが、 「これでこのチームのスタイルが分からなくなった」 そういう答えが帰って来ました。 この2戦で北見監督は基本システムを3バックにするか4バックにするか決めるつもりでいたらしいのです。 でも結局同じような勝ち方をしてしまい、どちらとも決められなくなってしまったのだそうです。 勝ったら勝ったで、悩みは尽きないもの、なんですね。 そういえば… 「北見監督は常に勝たなくちゃいけない、というプレッシャーに悩まされることはありましたか?」 実は私が抱える悩みです。 北見監督は苦笑いしながら、 「俺はあまりそういう気にはならなかった。かつてつけられた『最強の盾』の称号だって、俺自身は1試合1失点に抑えてくれればいいや、としか思っていなかったし。 それに俺がどうこう考えたって、結局は選手が頑張るしかないわけだし、負けたら負けたで考えればいいんだし」 そう言った後、 「優飛の場合はトーナメントだからそういう悩みを抱えることが多いだろうけど、難しく考えずにその時の対戦相手のプレイぶりを観察して、今どうやって勝つかを考えればいいんじゃないかな? 俺は優飛のプレーぶりを見てるとそう思うけどな」 結構北見監督は私を見ているのに驚きました。 そして本当に参考になるアドバイス、だったように思います。 北見に帰った後、北見監督に 「サッカー、頑張って下さいね」 そう伝えました。 北見監督は嬉しそうに頷いた後、 「優飛もバド、頑張ろうな」 そう言ってくれました。 私もバド、頑張ります。 PR |
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