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2008 04,26 22:22 |
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こんばんは、井上 涼子です。
今日は負けてしまったのですが、葵ちゃんと食事会をするということになっていましたから、宿舎に着いたあと、集合場所に急ぎました。 今日はああいうゲームのあとだったので、最初予定していたメンバーからシオと茜ちゃん、それと恵壬も参加を取り止めてしまいまして。 結局私とゆかり、ちひろさんの代表組に花桜梨さん、育美ちゃんの5人、はばたきは葵ちゃんと二階堂さん、千鳥さんの代表組3人だけになってしまったようです。 「お疲れさん、かんぱ〜い♪」 その声とともに、ジンジャーエール(アルコールはダメよ♪)の入ったグラスをチンと鳴らします。 「それにしても今日は凄いゲームになったよね」 「展開も凄かったし、まさかWoody BELL'Zが10人であそこまでやるとは思わなかったからね」 談笑もそこここで始まったのですが、やはり表情が冴えません。 まあうちの場合は負けたからだし、FCはばたきのみんなも勝ったけど自分のプレイに納得はしていないみたいな雰囲気、なのでしょう。 「それにしても育美のプレーはなに? あれなら代表に選ばれても文句はないわよ」 二階堂さんがそういうと、葵ちゃんも、 「うん、あたしは今日は徹底的に育美を抑えるように言われたけど、全然昨年と次元が違っていたんだよね」 そう相づちを打ちました。 「まあ、昨年FWとしてあまり結果を残せていなかったから、このオフ徹底的にシュートのセンスを磨いていたのがいいのかもしれない」 育美ちゃんも正直に答えます。 「それにね、泥臭くても点を取るのがFWの仕事だ、カッコ良く決めないでいいから、確実に点を取ってくることが大切、北見監督はそう言ってくれていれるからね。ボクはそれに忠実に従っているだけ」 なるほど、育美ちゃんの強さを垣間みた気がします。 「そうか、泥臭くても点をとれれば… か」 そうつぶやいたのは千鳥さんでした。 「あたしは今日のゴール、自分の中では納得していないんだ。2点目だってきれいにゴールに突き刺さらなかったし、3点目は吉野さんに捕まったあとのオウンゴールだったし」 「私もあれはビックリしたな。防いだと思ったら茜ちゃんがしっかりゴールに入れてしまうし」 ゆかりも笑いながら振り返っていました。 「…でも茜ちゃんだってやりたくてやったわけじゃないし、たまたま運が悪かっただけ、だと思うから。それに決まったことを嘆いたってしょうがないじゃん」 そうだよね。茜ちゃんも、そして前半草々に退場したシオも、自分のせいだと嘆いていたけど… 「だけど後藤さんの話を聞いて、どんな形でも自分が入れたんだと納得できたのが良かったかな、と。とにかくゴールを挙げること、結果を出すこと。それがFWには欠かせないスキルなんだな、って」 やっと二階堂さんの表情にも笑顔が戻ってきました。 「そういえばさ、Woody BELL'ZはGKどうしてるの? 代表を務めたGKが2人いたら大変でしょう?」 二階堂さんはそういって心配していました。 よく考えたら今までは花桜梨さんが監督代行という形だったから、あまり気にしなかったけど… 「北見監督の意向では、どんな形でも2失点したら交代、そう言っていたよ」 「だから次は私がゴールマウスを守ることになると思う」 花桜梨さんがようやくといった表情になった。 花桜梨さんも欲求不満な状況だったに違いないからね、いろんな意味で。 「それじゃゆかりも次は休みなんだ」 「そうだね。でもこのままずっと休み、ってこともあり得るからね」 「そっか、2点取られないと交代できないからね」 「そう。だから3-2で勝ってくれるのが理想かな?」 「そうだね、今日も3-2で勝ってれば全然問題なかったんだけどね」 「それじゃあたしたちの方が凹むよ」 葵ちゃんがやり返します。 (さて誰がどの台詞を言ったでしょうか?w) そんなこんなで、結局最後には和やかな感じになって食事会が終わりました。 こんな感じでゲームを戦ったあとに和やかに食事ができるといいですよね。 少しは負けてイヤになっていた気分がすっとした気がしました。 PR |
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