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2006 10,27 20:55 |
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こんばんは、北見です。
とりあえず花桜梨との旅を楽しませてもらいましたが、そういえば明日がゲームでしたね。 ということで、今日はもう北見に戻ります。 とりあえず今日は新幹線で東京に戻ったあと、一旦佐多舞の裏輪女子高校に寄ってから北見に戻ります。 裏輪から北見までは電車で一本で行けますので、それは救いですね。 新幹線の中ではさすがに花桜梨は俺に寄り掛かって寝ていました。 花桜梨にとっては昨夜は二人きりの最後の夜、ずいぶんと甘えてきました。 それにしても花桜梨もずいぶんと上手くなってきたものです。 昼過ぎに東京に着くと、昼食をとってから裏輪に移動しました。 裏輪女子高校に着くと、ちょうど放課後になって部活動が始まったようで、早速サッカー部の練習場所にいきます。 苺ちゃん達は相も変わらず嬉しそうな表情で私たちを迎えてくれました。 一緒に練習に参加して〜花桜梨はユーティリティープレイヤーなので攻撃に入ったりゴールマウスを守ったり、中盤でゲームメイクをしたり〜汗を流していると、箱崎監督が私のところに来ました。 「よびっちゃん、こんなところで油を売っていて大丈夫なの?」 「ホントはヤバいんかもね」 「それじゃ…」 「次のFCはばたき戦はあいつらに任せた。何が出てきても驚かないよ」 「呆れたヤツだな」 「まあそれが俺のスタイルだからな」 苺ちゃんや花桜梨達が身体を動かす中、かつてのチームメイトだった2人は穏やかな表情でその様子を眺めていた。 練習が終わったあと〜裏輪女子は定時制があるので、ナイター設備がある代わりに部活動は6時までと制限されているのだ〜次の練習試合の約束をしてから北見に戻った。 もう明日のゲームの事を考えなくればいけない。 Woody BELL'Zのクラブハウスに戻ると、まだみんなは家に戻らず、私を待っていた。 華澄さんが、 「みんながどうしても監督から次のオーダーを聞きたい、というもんだから、みんな監督が帰ってくるまで待っていたんです」 思わず俺の目から液体が流れそうになった。 「わかった、それじゃ俺からオーダーを発表する。麻生コーチ、オーダー表を下さい」 華澄さんは俺の言葉に、オーダー表を渡します。 俺は一瞬目を通して、しばらく頭の中でフォーメーションクを組んでから発表した。 「それじゃオーダーを発表する」 みんなの視線が俺に集まります。 「まずはGK。俺の話通り、このゲームから3試合はパット、お前に任せる」 「Yes!」 パットが嬉しそうに返事をします。 「DFだが、CBには右にマリ、左に舞佳に入ってもらう」 「オッケー!」 「わかったわよん♪」 マリと舞佳が返事をするが、みんな決して驚いた表情を見せない。 もしかしたらこのようなことも想定していたのかもしれない。 「SBは右にちとせ、左にかずみ」 「よっしゃ!」 「了解!」 ちとせとかずみが、これも嬉しそうに答えました。 「MFはボランチは置かない。センター右にシオ、左にヒナ」 「はい!」 「りょーかい! まっかせて!」 真面目なシオと結構おちゃらけた感じのヒナ、でも今はこの2人の中盤が一番だと思います。 「攻撃的MFには穂多琉、お前に任せた」 「はい」 穂多琉の凛とした声が返ってきた。 「WFは右にすみれ、左に留美が入れ」 「は、はい!」 「分かった」 いつもの留美と、久し振りのすみれ。 それでもどちらも頑張ろうという気持ちは伝わってきた。 「そして、CFは若菜。もううちはお前と心中する」 「はい!」 俺の中で腹は決まった。 うちのエースは若菜。誰が何と言おうと若菜だ。 若菜がダメなら、うちは玉砕するだけ。 「明日、とにかく勝ちにいこう。まずはFCはばたきに勝ってあっちの息を止め…」 俺は一旦言葉を切って、まわりを見渡します。 「次のROOMMATES戦、全てを出して戦い切ろう!」 みんなから大きなときの声が聞こえてきました。 明日、まずは1つ勝ちにいきます。 そして… 俺の気持ちも、ここで伝えます。 PR |
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