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2008 04,06 21:47 |
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まさに嵐の4.6でした。
マリが妊娠しているのは、最悪のシナリオとして想定していたとはいえ、さすがにそれを現実として突き付けられた時に、考えている以上に重いシナリオでした。 でも妊娠しているのが判明している以上、もうマリ抜きで話をしなければいけません。 ありがたいことにエントリー期間内なのでマリを抜くことはできます。 でも、マリの代わりに誰を入れるか、それは全く考えていませんでした。 ここにきて草薙とお涼を出したのはまずかったな、そう思うわけです。 いずれにしても、この話はみんなにもしなければいけないですね。 みんなもさすがに心配だったのでしょう、病院から戻った私を出迎えてくれました。 そんなみんなに私は一言。 「緊急でミーティングをやる。ミーティングルームに集合」 緊急ミーティングに赴いたみんなの表情は不安と緊張の入り交じった表情でした。 そんなみんなに、私はまずマリの件を話しました。 マリが妊娠していること。 そのことを理由に、本日付けでマリとの選手契約を解除したこと。 マリにはチームスタッフとして残る選択肢は用意したが、残るかはマリの判断に任せたこと。 さすがにみんなも言葉は出ませんでした。 「妊娠したら、即日で契約解除、ですか?」 花桜梨が代表して聞きます。 「もちろん。お腹に赤ちゃんがいるのを意識した上で、激しい接触プレーができると思う?」 私はあっさりと突き返した。 「そうしたら、私たちはどうしたらいいんですか?」 シオが私に聞きました。 みんなもすがるような目で私を見つめています。 もちろん分かっています。私も彼女たちの思いを。 何人かの女の子を抱いてきたからこそ、よく分かります。 監督が選手とエッチをする、この特異なチーム特有の悩みです。 「…とりあえず、シーズンが終わるまでは、絶対に妊娠しないことが明らかな状況以外はエッチしないのが賢明かなと思う」 私はそう答えるしかなかった。 なにしろ私はあのゴム製のものをつけること自体大嫌いなのだ。 「それとご褒美もパワーダウンしないといけないだろうしね」 さすがにみんなもうなだれてしまうしかありません。 「とにかく、俺もそうだけどお互いに気をつけていかないといけないとは思う。別にエッチ自体を否定してはいけないけど、妊娠の危険性をしっかりと肝に命じておく必要はある、それはみんなも分かって欲しいし、俺も心掛けておく」 それで何とか話はおさまった、ように思います。 というか、話はついたことにして(by 中の人w) で25人目の選手についても考えなければいけない。 現時点ではスタッフの昇格も、また他チームからのトレードも考えていない。 そうすると、旧ROOMMATESの選手で今契約していない選手から選ぶしかないが… 「シンディが今ブラジルでやっていると聞きました」 恵壬がそう言いました。 シンディ桜井、ROOMMATESでは育美とともに2トップを張っていたものの、Woody BELL'Zではあまり大したタレントを発揮できず、昨シーズン途中で契約解除をして、今はブラジルでサッカーをしているようだ。 「シンディを呼び戻すか。それに異存のあるヤツはいるか」 さすがにシンディのことを知っているメンバーからは首を縦に振るヤツはいなかった。 実際シンディは気さくなヤツで、みんなからも慕われているところがあった。 「分かった。シンディには話をしてみる。ただおそらくシンディもなかなかブラジルでの生活もあるし、すぐには合流できないと思う。その時は…」 「今いる24人でチームをもり立てます」 涼子が言い切った。 「分かった。それじゃみんなも涼子の言う通りでいいな」 「もちろんです」 「今の私たちがWoody BELL'Zなんです!」 みんながそう言って元気に応えていった。 「分かった。シンディがいつ合流するか分からないけど、それまでは今いる24人で頑張っていくぞ!」 「「「はい!!」」」 みんなの凛とした声が帰って来た。 「それじゃ解散する」 ミーティングが終わった後、思い思いにミーティングルームに出るメンバーがいる中で、一人顔を覆って座っている子がいた。 ヒナだった。 おそらくさっきのことなんだろうな。 「どうした、ヒナ?」 他に誰もいなくなってから、俺はヒナに優しく語りかけた。 ヒナは泣きじゃくりながら、俺の質問に答えてくれた。 「あたしって最低なヤツだ。知らなかったとは言え、赤ちゃん抱えているマリに『絶交する』って言ったり、マリのこと突き飛ばしたり…」 ヒナの気持ちも、何となく分かっている。というより、ヒナがそんなことを言うとは思わなかった。 少なくてもヒナは自分さえ良ければ、そんなヤツだと思っていたから。 俺はヒナの体を優しく抱き寄せながら、 「ヒナ、少なくても俺はヒナのことは責めない。少なくてもヒナは、Woody BELL'Zのために悪いことは悪いと言っていたわけだから。マリが妊娠していたかとかは本人が言わない限りはあの時点では分からないよ」 「でも…」 「マリだって分かってるよ。ヒナがチームのことを思ってしたことだって。だからマリだってお前の言葉をそんなに深刻には考えていないよ」 「そうかな?」 「マリは、お前とのこと以上に、これからの自分のことですごく不安になっていると思うんだ。だからお前がこれからすることは、陰ながらあいつを支えてあげること。まずはマリが喜んでくれることを、自分のできる範囲で精いっぱいやればいいんじゃないかな」 「…分かった」 ヒナはそう言うと、やっと涙でぐちゃぐちゃになった笑顔を俺に見せてくれた。 この件がどれだけうちにダメージになるか分からない。 でもとりあえずはできることを精いっぱいにやるしかないかなと思う。 そのためにも、みんなが一致団結して頑張って欲しいと思う。 無念な気持ちでチームから去ったマリのためにも… PR |
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