2024 11,23 02:22 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 04,29 21:21 |
|
こんばんは、虹野 沙希です…
ゴメンなさい。 今日も、誰もコメントしたくない、そう言って引き揚げてしまいました。 北見監督も大変ショックを受けていたようで、ゲームが終わった後、ミックスゾーンの報道陣の追及を振り切って、ロッカールームへと引き揚げてきました。 ロッカールームに戻ってきた北見監督は、選手が来るのを待たずに傍にいた花桜梨さんに矢継ぎ早に指示を出した後、携帯電話を取り出して、電話をかけ始めました。 電話の相手は、妙ちゃんです。 「妙子? どうだって言ってた? …なに、靱帯断裂で全治6ヶ月? …分かった。安田記念病院に搬送して貰い、診察結果を見せて必要なら手術をしてもらってくれ!」 今まで見た北見監督の表情ではありません。 何というか、非常に青ざめた表情で、次々と指示を出していました。 後半27分、それまでのWoody BELL'Zの雰囲気を変える緊急事態が発生しました。 司令塔として期待されていた藤崎さんが、八重さんのスライディングタックルを受けて、靱帯断裂の重傷を負ってしまいました。 第1ステージ絶望… 私たちには大きな損失です… 今日は親善マッチなのですが、相手のFCはばたきとは最強チーム決定戦以来の対戦ということで、お互い意識しあっていたように感じました。
前半はボールポゼッションこそFCはばたきに握られていましたけど、特に中盤から後半にかけてはうちの攻めも機能的に行っていて、結構惜しい場面も何度かありました。 その中でも前半の終わりくらいから選手の削りあいが多くなっていって、なんだかちょっと不安な雰囲気にはなっていました。 それでもチーム事情から今日がトップチーム最後となるパットは本当に一生懸命チームを鼓舞して、何とか無失点に抑えていました。 後半戦に入り、ポゼッションもうちが握るようになると、結構うちの攻撃が力を帯び始めたように感じました。 後半草々に涼ちゃんのスルーから藤崎さんがシュートを打ったところからうちの方に勢いがでたのかも知れませんね。 途中早めに薫監督が交代枠を3枚使い切って、一気に攻勢をかけてきた時も、なんとか上手く躱し切りました。 そして後半20分過ぎには涼ちゃんと恵壬さんを下げました。 亮ちゃんのところに夕子ちゃん、恵壬さんのところに若菜さんが入りました。 そして次に茜ちゃんにアップさせて、次は神条さんと代える予定でした。 ところが… 八重さんにスライディングタックルをかけられた藤崎さんの様子が変です。 足首を押さえながらのたうちまわっています。 「沙希、すぐピッチに上がれ! ただ事じゃなさそうだぞ!」 北見監督に言われて、慌てて私は妙ちゃんとピッチに飛び出しました。 時を同じくしてストレッチャーも入ってきます。 ストレッチャーに乗せられる藤崎さんに、 「足首大丈夫ですか?」 そう聞いたら、藤崎さんは脂汗と涙を流しながら、 「ゴメン、何かが切れた音が響いた。多分続けるのは無理…」 そう答えました。 藤崎さんは結構自分で何とかしようと無理をすることも多いんです。 その時にはとにかく時間をかけてできるだけ万全の調子に戻してからピッチに送り出すのですが。 その藤崎さんが、自分から「無理」と答えてきました。 恐らく、本当に無理なんでしょうね。 私は涙を流しながら、北見監督のいるベンチに向かって、大きく「×」を両手で掲げました。 同時にストレッチャーが近くのピッチの外ではなく、明らかに出口に向かって動き出しました。 北見監督は交代要員に茜ちゃんを指名したあと、花桜梨さんに後を託して、自分もメディカルルームに引き揚げていきました。 恐らく藤崎さんの容態を直接自分の目で確かめたかったのでしょう。 ですから、ゲームはとにかくいきなり指令系統が混乱した状態でそのままプレーが続けられてしまっていました。 花桜梨さんも藤崎さんの事が心配で、きちんとゲームの掌握をしていない雰囲気でしたし、参ったことに涼ちゃんと恵壬さんは交代直後でまだ着替えをしていて、ベンチにはいません。 そんな中で、ゲームは進んでいきました。 後半も終了、0-0のドロー。通常のリーグ戦ならこれでお終いなのですが、今回はトーナメント戦ということもあって、どちらかがゴールを決めるまで続けられることになります。 とにかく勝って先に進もう、それが藤崎さんのためになる。そう信じて延長前半は頑張りました。 あり得ないほどのボールポゼッションと、そして攻めを繰り広げました。 でも延長前半に北見監督から伝えられた言葉は… 余りにも残酷でした。 「シオは恐らく当分は無理。第1ステージも出られないと覚悟をした方がいい。話を聞いたら、どうも症状はそこまでひどいそうだ」 恐らくみんなの緊張の糸が切れたかも知れません。 今まで藤崎さんが5日のピッチに復帰することを信じて頑張ってきたと思うんです。 でもそれが無理だと、しかもその後の記念杯にも影響が出るほどの重症だったと聞かされて… そこまでしてこの大会を続ける意味があるのか? そう疑問に思ったかも知れません。 結果的に0-1で負けました。 でも、延長前半終了の時点で私たちのモチベーションがなくなった時点で、このゲームの意味はもうなかったのかも知れません。 だからもう負けたこととかは仕方ないかな、そう諦めています。 でもこのあと奥日光に合宿に行くことになっているんですけど… 果たしてどうなるんでしょうか、凄く心配です。 PR |
|
コメント |
今回の件、主催としましても非常に心を痛めております。
このような試合を組まなければ事態を回避できたかと思うと言葉もありません。 主催としましては藤崎選手の回復とまたピッチでの華麗な雄姿を見れる事を願いつつ、出来る限りの協力を惜しまないつもりです。 まずは入院された病院に花を贈らせて頂きます。 治療の費用やその他の面でもバックアップさせて頂きたいと思いますのでご連絡ください。 では、今回はこれで。 【2007/04/3010:30】||Bucchii@TMFA#92ce3892fc[ 編集する? ]
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |